パプアニューギニア
人口 : 1,227万人
(2024年4月IMF推計値 日本は1億2,462万人)
一人当たりのGDP :2,524.633US$
(2024年4月IMF試算値 日本は33,805.939US$)
森林率 : 79.18% (2020年FAO公表値 日本は68.4%)
現地スタッフからのメッセージ
パプアニューギニアは、気候変動の影響に対して脆弱な国と言われています。2023年は、特に降雨量が多い時期が続き、洪水や土砂崩れが頻発。多くの家屋やインフラが被害を受けたほか、各地で農地が浸水し、作物にも被害がでました。「子供の森」計画についても、度重なる天候不順により何度も計画を練り直す必要があったり、川が増水して学校へ行く道が閉ざされてしまったりと、予定通りに活動を進めることが難しい一年でしたが、地域の協力を得なが ら予定していた活動を完了することができました。子どもたち、そして環境のための活動は多くの人の関心事ですから、苦労しながらも楽しみがあります。
主な取り組み
木々の活用も視野に入れた森づくり
2023年は、6つの学校で植林活動を実施。アカシアやターミナリア、マホガニーなど木陰をもたらし、将来的には木材としての活用が期待できる樹種のほか、マンゴスチン、パメロ、サワーソップなどの果樹、香水の原料ともなる沈香樹など1,000本の苗木を植えました。パプアニューギニアの活動においては、大きく生長した木々を学校の校舎の建て替えや補修、机や椅子をつくる木材として活用することを否定はしていません。開発の遅れている農村部での活動だからこそ、そうしたニーズは高く、実際に活用されている事例は多くあります。ただし、切ったら新たに植えることを原則としており、事前に説明を行い、その方針に理解を示してくれた学校で活動を行っています。
「切ったら植える」を習慣に
植林、育成、活用、再植林のサイクルを習慣化できるよう、環境セミナーも大切にしています。木々の役割や恵みを理解することが、行動につながると考えるからです。活動に参加し、成果を実感す ることで、子どもたちや保護者の意識も徐々に変化しています。違法伐採や無計画な伐採による森林劣化が依然として課題となる中、地道でも実践と意識づけを丁寧に続けていきます。
2023年度植林実績:1,000本・面積2ha
累計(1994年から) 植林84,805本 面積57.18ha
2023年度に植えた主な樹種:アカシア、ターミネリア、パメロなど
2023年度参加者数:743人
「子供の森」計画参加学校数:90校(1994年からの累計値)
2024年
9月
04日
水
2024.09 学校レポートinパプアニューギニア
この学校は、東ニューブリテン州の中で、経済的な発展が最も遅れているポミオ郡のノギア村にあります。ノギア村では、かつて森が企業によって伐採され、荒廃してしまった経験があるため、教科書だけでなく木を植えて環境について考える経験を子どもたちにしてほしいという願いが学校理事会を通じてオイスカに届けられ、「子供の森」計画の活動が始まりました。初めての活動では、室内が暑い時、子どもたちが外で授業を受けるときの木陰をもたらすターミナリアや、おいしい果実をもたらしてくれるマンゴスチンなどの苗木200本を植えました。今後は、野菜栽培やカカオの苗木づくりも教え、家庭にも持続可能な有機農業が伝わるよう取り組みたいと考えています。
2024年
9月
04日
水
2024.09 子どもたちからのメッセージfromパプアニューギニア
ロレインさん)オイスカスタッフから忘れられない言葉を聞きました。“樹木は人類がいなくても生きていけるが、人間は樹木 が無ければ生きていけない”。樹木はとっても大切な存在ということです。樹木から酸素、食べ物、家屋、水、薪などの恵みをもらっているので、人間の命が存続できています。木の世話をして守ることは、わたしたち人間にとっても大切なことです。これからも新しい学びができることを楽しみにしています。 ケリーンさん)初めて「子供の森」計画に参加しましたが、とても興味深く、特別な機会になりました。森や母なる地球の大切さを思い起こさせてくれました。私は今までにたくさんの企業が木を伐採して、トラックに丸太を積んで運んでいくのを見てきました。パプアニューギニアには多くの種類の木があります。「子供の森」計画の活動を通じて、環境の守り方を教えてもらえたことに、感謝しています。
2023年
7月
26日
水
2023.07 子どもたちからのメッセージ from パプアニューギニア
アピヌン(こんにちは)!
こんにちは、僕は東ニューブリテン州にあるタブタブル小学校 2年生です。友だちにはジェームスと呼ばれています。普段は歩いて通学していますが、ときどきバスを使うこともあります。家族は農業をしているので、僕もよく手伝いをしています。 自分の親しみのある場所に木を植えるのが好きなので、「子供の森」計画の活動にはいつも楽しく参加しています。将来木が大きくなったら涼しい木陰ができたり、木材としていろいろなことに使うこともできて、村の人たちを助けることができると思います。だから一生懸命、友だちと一緒に植林をしました。2022年は雨の降 らない時期がとても長くて、苗木に水やりをするのも大変でした。それでも植えた木が枯れてしまわないように、管理を大切に続けています。未来でもたくさんの人が幸せに暮らせるように、自分のふるさとの環境が少しずつでもよい方に変わってほしいと思っています。
2023年
7月
26日
水
2023.07 学校レポート from パプアニューギニア
子どもたちが楽しんで活動
この学校は、子どもたちに環境を守る意識を持ってほしいという思いから、2022年に「子供の森」計画に参加しました。22年度は、将来的に木材として活用することができるマホガニーを中心に植林しましたが、子どもたちは、木の種類による違いを勉強できたこともおもしろかったようです。 学校の施設整備のため、育った木々を木材として利用することを期待している先生たちも多くいますが、必要に応じて木を切った際には再び植えるというサイクルを大切にするように伝えています。今後は、さまざまな種類の苗木の植林に加えて、学校菜園にも挑戦する予定です。
2022年
7月
28日
木
2022.7 学校レポート②in パプアニューギニア
オイスカプレイスクール
7月27日、オイスカプレイスクールで植林活動を行いました。本活動には、15人の子どもたちが参加しました。
植林活動では、40本のパームの木と20本のキャンドルの木を植えました。パームの木は別名ココヤシと言い、「勝利」「見守り」などの花言葉があるそうです。キャンドルの木は果実がロウソクのような細長い円柱形で、食用としても使われる植物です。この日は晴れており、みんな苗を植える活動を楽しんでいました。
また、子どもたちの勉強する環境を整えるための寄付品が渡されました。子どもたちは熱心に話を聞き、文房具や本を受け取っていました。
2022年
7月
28日
木
2022.7 学校レポート① in パプアニューギニア
世界の活動と共に
パプアニューギニアの研修センターや周辺の学校から近況報告が届きましたので、お知らせします!
研修センターでは、オイスカプレイスクールの子どもたちと一緒に、5月22日のグリーンウェイブに参加しました。毎年5月22日は、国連の定めた「国際生物多様性の日」で、グリーンウェイブはこの日を記念して行われたものです。現地時間午前10時に、世界各地の青少年が植樹等を行うことで緑の波が地球上を東から西へ広がっていくことから、この名前が付けられました。この日は天気もよく、ドリアンの木を20本植えることができました。
2022年
6月
08日
水
2022.6 学校レポート in パプアニューギニア
幼少期から環境への意識を育む
この学校は、東ニューブリテン州にあるオイスカのラバウル・エコテック研修センターから車で20分位の場所にあります。2013年に設立された比較的新しい学校で、教会が運営をしています。小学校に上がる前の子どもたちが通っていますが、家庭などの事情により、入学する年齢が変わることもしばしばあるため、さまざまな年齢の子どもたちが在籍しています。より小さなころから、環境について考える機会を持ちたいという学校の希望により、2021年に活動がスタートしました。
初めての活動では、スタッフが環境保全の意義について分かりやすく説明。真剣に話を聞く子どもたちの様子が伺えました。続く植林活動では、学校との相談のもと、ユーカリやマホガニーといった造林樹種や、オレンジやサワーソップといった果樹など8種類の苗木88本を植えました。植林後もオイスカのスタッフが定期的に巡回指導をしていますが、よく管理をされており、苗木も順調に成長しています。
2022年
6月
08日
水
活動のあゆみとこれから in パプアニューギニア
変わりゆく周囲の反応
パプアニューギニアで「子供の森」計画が始まった1994年、その頃はオイスカの研修センターの近くに製材所があり、丸太を積んだトレーラーが行き交っていた時期。「手遅れになる前に植林を始めよう」との呼びかけにも、多くの人たちは冷めた反応でした。しかし当時の州知事に依頼して第一回目の活動に参加いただき、新聞記者も招待して記事にしてもらうなど、呼びかけに注力。日本からの植林ボランティアも後押しとなり、少しずつ理解の輪を拡げてきました。今では800万本の植林プロジェクトが国家事業としても計画されるなど、政府や社会の意識も変わってきています。
2022年
6月
08日
水
2022.6 子どもたちの学校生活 in パプアニューギニア
アピヌン(こんにちは)!
私の学校生活を紹介します。
ぼくは、東ニューブリテン州のセントジョセフ小学校
6年生のジェームスです。学校は、8時に始まって、15時まで授業があります。たいてい歩いていきますが、ときどきバスに乗って通っています。ぼくの家は農業をしているので、学校が終わった後や休みの日は手伝いを頑張っています。「子供の森」計画では、やっぱり木を植える活動が楽しくて大好きです。学校では、先輩たちが植えた木が大きくなって、フルーツが食べられるようになっています。
ぼくたちも頑張って、ふるさとの自然を守っていきたいです。
2021年
6月
14日
月
2021.6 Papua New Guinea
環境保全を進める「心」を育む
ニューブリテン島東部の海沿いに位置する活動6年目のこの学校では、プロジェクトで植えた木が大きくなり、さわやかな空気や木陰、果実を楽しめるようになっています。2020年は、マスクを着用するなど、感染症対策を行ったうえで、210本を植樹しました。植えたのは、ランブータンやキャ ンドルツリーなど、子どもたちが休める木陰や、栄養となる果実をもたらしてくれる樹種です。そのほか、ごみ拾いも行い、 学校や周辺地域の美化にも努めました。カトリック教皇が環境問題について考え、行動を呼びかける取り組みを推進していることもあり、より効果的に生徒へ環境保全のメッセージを伝えることができました。5年生のファウスティナさんは「大人になったとき、環境を守る心を常に持って、行動を起こせるような人になりたい」と将来への思いを語ってくれました。
2021年
6月
01日
火
パンデミックと「子供の森」計画 in パプアニューギニア
植林で環境を守り、
手洗いで健康を守る
パプアニューギニアでは、新型コロナの感染拡大を防ぐため、2020年3月中旬より休校措置が取られましたが、再開は比較的早く、同6月中旬から徐々に再開されました。活動地である東ニューブリテン州のラバウルやココポにおいては、人口密度が低いためか、都市部ほど感染者数は多くありません。しかし、学校や商業施設へ出入りする際には、石鹸または手指消毒剤で手を 洗うことが義務付けられています。オイスカでは、植林などの活動と合わせて手づくりした石鹸を配布。 子どもたちや地域に手洗いの習慣が根付くよう、指導や支援を行っています。
2020年
6月
15日
月
2020.6 Papua New Guinea-1
村全体で見守る子どもたちの取り組み
サンバム小学校は、ニューブリテン島北東部の奥地、バイニン族が住むサンバム村にある学校です。同村にはまだ豊かな熱帯原生林が残っていますが、周辺の村では移動式焼畑耕作や企業による開発によって、森林の劣化が進んでいます。オイスカでは、2009年より同村にて、定置型有機農業の普及や持続可能な林業を根付かせる試みなど、熱帯雨林を必要以上に焼き払わずに済む持続可能な村づくりに取り組んできました。
2019年
10月
18日
金
2019.10 Papua New Guinea-2
アピヌン(こんにちは)
僕の1日を紹介します
僕は、タブタブル小学校に通う3年生のアルノルです。学校は、朝8時から朝会が始まって、13時に全部の授業が終わります。家から学 校までは歩いて20分くらいです。
2019年
10月
18日
金
2019.10 Papua New Guinea-1
「子供の森」計画に仲間入りしました!
タギタギ小学校は、東ニューブリテン州ラバウルの田舎町にある児童数320人の学校です。以前は周囲に豊かな森がありましたが、近年は開発により伐採が進み、自然環境の劣化が進んでいます。こうした状況を憂いた先生たちが、子どもたちに環境を守るための知識や技術を教えたいとオイスカに相談したことから、「子供の森」計画の活動が始まりました。
2018年
5月
18日
金
2018.5 Papua New Guniea-3
アビヌン!(こんにちは!)
私の一日を紹介します。
私は、ワランゴイ小学校に通う、2年生のメグミ ジョセフです。家から学校まではバスで10分くらいで、授業は朝8時から午後3時まであります。私は友だちと遊んだり、新しいことを勉強したり、家族のお手伝いをすることが大好きです。
2018年
5月
17日
木
2018.5 Papua New Guinea-2
学びを行動に移すきっかけづくり
ダドゥル小学校は、ニューブリテン島ポミオ地区にある児童数140人の学校です。子どもたちにどのように環境保全について教えたらよいか悩んでいた先生たちが、他校での「子供の森」計画の取り組みを知り、オイスカへ問い合わせをしたことから2017年に活動が始まりました。
2018年
5月
17日
木
2018.5 Papua New Guinea-1
受け継がれる学校の森
セントジョセフナパパー小学校は、ニューブリテン島ガゼル地区の田舎にある学校です。周辺地域では、プランテーションの拡大などにより森林伐採が続いており、そこで育まれていた多様性も失われています。土壌が貧弱になっているため、大雨が降れば洪水や土砂崩れといった被害が起きるようになりました。こうした問題に対して、自分たちで何か行動できないかと考えていた先生たちが、「子供の森」計画を知り、他校での活動を視察。取り組みに共感し、自分たちの学校でも是非実践したいとオイスカに相談を持ちかけたことから活動が始まりました。
2017年
4月
17日
月
2017.4 Papua New Guinea 3
アビヌン!(こんにちは)
ぼくの一日を紹介します。
私はワランゴイ学校に通うグレッグ・アモダントです。「子供の森」計画で一番
好きな活動は種から苗木を育てることです。丁寧に手をかけるほど育っていく苗木を眺めることが楽しいです。多くの種がちゃんと育つようによく注意しながら管理しています。ぼくのふるさとには、都会にはあまりない人助けをする習慣が残っていて、そんなふるさとが大好きです。大好きで大切なふるさとのため、村の人たちと協力してゴミが無い美しい環境をつくっていきたいです。
2017年
4月
17日
月
2017.4 Papua New Guinea 2
「子供の森」計画に
仲間入りしました!
ラマルマル学校では、学校周辺に植林をすることで子どもたちを災害から守りたい
との思いから、2016年に「子供の森」計画に仲間入りしました。近年の自然災害の増加に対する危機感が活動開始の後押しになったようです。
初めての活動では、硬材になる木や果樹を中心に植林しました。木々が大きくなって、間伐が必要になった場合、材木として活用できるように良い材となる樹種を選びました。
2017年
4月
17日
月
2017.4 Papua New Guinea 1
ふるさとのために
行動できる意識づくり
ワランゴイ学校は町から離れた田舎にあり、この地域は森林保護区でもあります。
そのため違法伐採も厳しく取り締まられており、森林保護に力が入っている地域で
す。学校の子どもたちも木を守る活動に関心が高く、政府からも活発な環境活動に取
り組む学校ということで注目され始めています。2016年には、チークやジェメリーナ等の植林を行うとともに、環境ワークショップを開き、植林が地球環境や生活にどういった影響を与えるのかを伝えました。また環境問題に対して、自分たちにできる行動について子どもたちと一緒に考えました。
2016年
8月
04日
木
2016.8 Papua New Guinea-3
アビヌン!(こんにちは!)
私の一日を紹介します。
私はココポ学校に通うキャサリン・ポカナです。現在8年生で14歳です。学校へは徒歩で通っています。午前8時から授業が始まり、午後は3時まで授業があります。私は誇りをもって自分のふるさとの自然を守る活動に参加しています。「子供の森」計画で一番好きな活動は木を植えることです。私は自分のふるさとの自然を守り、未来に届けるために必要なことを人々に伝えていきたいと思います。
2016年
8月
04日
木
2016.8 Papua New Guinea-2
木陰で勉強ができる日を楽しみにして
ヴナポペインターナショナル学校(通称VIPS)は、全校生徒450人程のカトリック教会の学校です。教科書を使って環境についての勉強をしていますが、実際に
土に触ったり、自然を身近に感じられるような勉強の機会は全くありませんでした。環境についての理解をもっと深めてもらいたいと2015年に「子供の森」計画に参加しました。初めての活動では日差しを遮り、その下で環境について学ぶことができるようにと果物の木を植えました。子どもたちは生き生きと楽しみながら植林などの活動を行っています。また同時に、「子供の森」計画のおかげで、人々の生活を守る意味でも環境を守ることがいかに大切なのかに気付くことができたという、うれしい感想も寄せられています。
2016年
8月
04日
木
2016.8 Papua New Guinea-1
色々な活動に挑戦中!
ココポ学校は町の中にある全校生徒1,420人の大きな学校です。ユニフォームは白いシャツに男子はグレーの半ズボン、女子はグレーのスカートです。この学校は、環境破壊から自然を守る理由やその必要性について生徒たちの理解を深めようと2006年より「子供の森」計画に参加するようになりました。植林活動では、木肌が虹色に輝くユーカリなどの木を植えています。
2016年
6月
22日
水
2016.7 CFP Ambassadors
パプアニューギニアとフィリピンで森づくり活動に参加する子どもたちが来日!
「自分たちの国の環境を守りたい」、そんな思いで日々活動に取り組む現地の子どもたちが、各国の環境問題や自分たちが参加している森づくり活動の様子を直接報告します。
また、発表の後には、子どもたちと一緒に、グループになってそれぞれの国や地域、そして地球の環境問題や未来やについて考えるワークショップを行います♪海外の子どもたちから直接現地の様子を聞くことができ、またワイワイと仲良くなれるチャンスです☆国際協力に関心のある方、海外の子どもたちと交流したい方など皆さまのご参加お待ちしています!
2016年
6月
21日
火
2016.07 CFP Goodwill Ambassadors
6月30日~7月9日、今年度初となる「子供の森」計画(以下、CFP)子ども親善大使交流事業を行い、パプアニューギニアとフィリピンから子どもたちを招聘しました(愛・地球博成果継承発展助成事業)。フィリピンからは、ジャスティンくん(13歳)、クリスくん(13歳)、アイリッシュさん(12歳)の3名が、パプアニューギニアからは、パトリックくん(14歳)、ジャーナイくん(14歳)の2名がそれぞれ子ども親善大使として来日。東京のほか埼玉、千葉、神奈川、茨城の各県を訪問し、日本の企業や学校が取り組む環境保全や、各地で守り継がれている伝統文化について視察し理解を深めました。
2015年
8月
30日
日
2015.8 CFP Ambassadors
4か国から子ども親善大使が来日!
グローバル「子供の森」サミットin山梨 7月30日~8月9日、「子供の森」計画子ども親善大使として、インド・パプアニューギニア・マレーシア・ミャンマーから子どもたちの代表8名が来日しました。8月2~3日には、初の試みとして、日本の子どもたちと合宿スタイルの学び合いプログラム”グローバル「子供の森」サミット”を山梨県早川町にて開催!日本と海外の子どもたちが寝食を共にしながら、それぞれの国の自然や環境問題、文化について学びあいました。
2015年
8月
18日
火
2015.8 CFP Ambassadors
インド・マレーシア・ミャンマー・パプアニューギニアの子ども親善大使が来日しました!! 2015年7月30日~8月9日にかけて、今年度は初めてとなる「子供の森」計画(以下、CFP)子ども親善大使招聘事業を行い、それに合わせてインド、マレーシアそしてミャンマー、パプアニューギニアから子どもたちが来日しました。 インドからはレアさん(16)、サクシャンくん(14)、マレーシアからはエルシーさん(11)、ヌルルさん(11)、ミャンマーからはシンタンくん(12)、メイさん(10)、パプアニューギニアからはザックくん(15)、キャッシーさん(14)が、子ども親善大使として来日。東京、山梨、千葉、北海道を訪問しました。
2015年
6月
16日
火
2015.8 CFP Ambassadors
<参加者募集>オイスカ活動報告会
~「子供の森」計画 4か国の子どもたちによるリポート~
日程:2015年8月4日(火)
時間:15:00~17:00
場所:地球環境パートナーシッププラザ
参加費無料
7/30~8/7、インド、マレーシア、ミャンマー、パプアニューギニアで木を植え育て、環境問題について学んでいる子どもたちを親善大使として日本に招聘し、東京都、山梨県、北海道の各地で環境をテーマにした報告会や交流会を実施します。一行は、来日期間中、環境問題や自然環境に関する相互発表や文化交流など日本の子どもたちと共に参加し学びあう環境教育プログラムに参加するほか、日本の技術や伝統文化を学ぶ体験活動を行う予定です。
また、8月4日(火)には、オイスカ活動報告会を開催。今回の報告会では、平成26 年度の活動報告に加え、来日した4カ国の子どもたちより、現地の環境問題や植林活動等についてのレポートを行います。
2015年
5月
07日
木
2015.5 Papua New Guinea-3
Abinun!(アビヌン)こんにちは!
私の一日を紹介します。
私は「子供の森」計画に参加しているラバギ小学校の8年生で、ファウスティナ・ミナマと言います。友達からはティナと呼ばれています。学校は8時に始まり15時に終わります。
2015年
5月
07日
木
2015.5 Papua New Guinea-2
活動に仲間入りしました!
ラバギ小学校では、以前は周りに木々が少ないため日差しが強く、子どもたちが休む木陰もありませんでした。また、雨季には学校が水浸しになるといった被害も深刻になったため、こうした問題を改善しようと2014年から「子供の森」計画の活動を開始しました。初めての活動では植林のほか環境についてのセミナーを行いました。セミナーの中ではコーディネーターたちが演劇を通じて環境の大切さや環境破壊の深刻さについて分かりやすく説明し、子どもたちもそのユニークな演劇の内容に興味津々で聞き入っていました。
2015年
5月
07日
木
2015.5 Papua New Guninea-1
ふるさとの生物多様性を守ろう
ブナロボ小学校は地域の中心部にあり、周辺ではココナツやカカオの栽培が盛んに行われています。2011年から「子供の森」計画に参加しているこの学校では、地域にもともとあった樹種や果実を中心とした苗木の植林とその管理を続けています。またコーディネーターによる環境問題についての講義や環境に関するゲームなども行ってきました。
2014年
4月
15日
火
2014.4 Papua New Guinea-3
Abinun!(アビヌン) こんにちは!僕の一日を紹介します
僕はブナディディール小学校で「子供の森」計画の活動に参加しているビクターです。8年生です。友達にはジャックスと呼ばれています。
2014年
4月
15日
火
2014.4 Papua New Guinea-2
『ようこそ!「子供の森」計画へ』
~2013年度新規参加校紹介~
山の上に建つブナディディール小学校は、2013年「子供の森」計画に仲間入りしました。近年、学校の周辺では多くの木々が伐採されてしまったため、この状況を子どもたちそして地域住民みんなで考え、学んでいきたいという学校の先生の願いが実現したのです。
2014年
4月
15日
火
2014.4 Papua New Guinea-1
『火山の噴火で失った森を再生』
海岸から500メートルの場所にあるセントレオスヤワカカ小学校。1994年の火山の大噴火で、学校の教室やグラウンド、そして校舎も大きな被害に遭い、火山灰で周りは砂漠のようになってしまいました。被害を受けた学校に緑を取り戻すため、2008年に「子供の森」計画の活動を始めました。
活動を開始して6年が経ち、子どもたちや先生が根気強く植え、手入れをし続けた木々は大きく成長し、実をつけたり、涼しい木陰を作り出したりと、子どもたちに様々な恵みを与えてくれる立派な森になりました。
2013年
4月
15日
月
2013.3 Papua New Guinea-3
『森の恵みを守るために』
パプアニューギニア・ニューブリテン島ならびに周辺の島々
自然豊かなバイニング山脈に住む人たちは、森から得られるものを食べて生活しています。例えば、イリンガと呼ばれる木の枝に似た昆虫はプロテイン源として村人たちの食卓へ上り、アーホン(ショウガ科)と呼ばれる大地につぼみを現して赤い花を開く植物は、その花の甘い蜜が子どもたちのちょっとしたおやつになります。
2013年
4月
15日
月
2013.3 Papua New Guinea-2
『森とともに育つ子どもたち』
パプアニューギニア・ニューブリテン島ならびに周辺の島々
「子供の森」計画の活動に参加して10年以上が経つバリオラ小学校。学校の敷地内で立派に成長した森は子どもたちのお気に入りの場所となっています。長年に渡って地道に植えられた木々は立派な森へと成長し、広くて涼しい木陰をつくり出しています。そんな涼しい森の中で朝会が開かれ、子どもたちは空き時間を見つけては木陰に集まって遊んだり、マンゴーやスターフルーツなどの木の実を食べたりと、学校の森は大活躍です。
2013年
4月
10日
水
2013.3 Papua New Guinea-1
『木の実を励みに頑張る子どもたち』
パプアニューギニア・ニューブリテン島ならびに周辺の島々
クリフトン小学校は2006年から「子供の森」計画に参加している学校です。毎年木を植え、しっかりと育つように草を刈ったり乾燥した草や木の葉を木の根元に敷くなどの手入れをしたり、環境保護の大切さを学ぶワークショップを設けるなど熱心に活動しています。
校庭内にはサワーソップやアボガドといった実のなる木やガラムット(ニューギニアチーク)などの在来種の木を植えることで、子どもたちが生物多様性の大切さを理解できるように植える樹種にも工夫しています。
2012年
5月
01日
火
2012.2. Papua New Guinea-topics
『「木の根が張る」場所を目指して』
パプアニューギニア・ニューブリテン島ならびに周辺の島々
この学校の名前、Vunalovo小学校は、現地の言葉で、「Vuna」=「場所」、「lovo」=「木の根」、つまり「木の根が張る場所」を意味しています。しかし、周りはココナッツとカカオのプランテーションに囲まれていて、子どもたちは他の種類の木のことや、木の役割についても知る機会がありませんでした。
2011年、この学校で「子供の森」計画の活動が始まりました。初めて聞く、木の役割の話や環境問題について、子どもたちは熱心に耳を傾けました。話を聞いた後、皆で初めての植林をしました。木がいかに大切かを知った子どもたちは、真剣に、そして丁寧に苗木を植えました。きっと、将来たくさんの「木の根が張る場所」になることでしょう!
2012年
5月
01日
火
2012.2 Papua New Guinea-4
『「子供の森」計画に仲間入り!』
パプアニューギニア・ニューブリテン島ならびに周辺の島々
ココポ地域にあるモープ小学校は、今年から「子供の森」計画に仲間入りしました。他の学校での評判を聞き、ぜひ自分たちの小学校の子どもたちにも植林を通じて環境問題について、自ら気づき、積極的に環境を守る行動をとれるようになってほしいと願ったからです。
「子供の森」計画の活動の初日、子どもたちは環境保護の大切さや木がどんな役割を果たしているのかを聞いたあと、家族と一緒に植林をしました。これからの活動を通して、環境問題や木の大切さなどについて、さらに理解を深めていくことでしょう。
2012年
3月
14日
水
2012.2 Papua New Guinea-3
『火山の大噴火を乗り越えて』
パプアニューギニア
セントレオスヤワカ小学校はラバウルから近く、火山地帯から約6kmのところにあります。1994年の火山の大噴火のときは、この学校の教室やグラウンドそして建物も被害に遭い、火山灰で周りは砂漠のようになってしまいました。
しかし、その後、「子供の森」計画で子どもたちが植林を積極的に行ったこともあり、学校や地域に少しずつ緑が戻ってきました。5年前に植えた木は今では大きく育ち、子どもたちは木陰で勉強や遊びを楽しんでいます。
これからも子どもたちとともに、この地域のふるさとの緑の回復を進めていきます。
2012年
3月
14日
水
2012.2 Papua New Guinea-2
『地球温暖化への気づき』
パプアニューギニア
ビラル小学校はココポ地域にあり、周りにはココナッツやカカオのプランテーションが広がっています。近年、新聞などのメディアに地球温暖化がよく取り上げられるようになり、自然災害が世界のいたるところで起こっていることが話題になっていますが、この学校の地域も例外ではありません。大雨で土壌崩れが起こったり、川が氾濫したり、自然災害がいくつか起こり、プランテーションや人々の生活にも被害が出てしまっています。
ビラ小学校の子どもたちは「子供の森」計画に参加し、地球温暖化について学び、なぜ自分たちの地域で被害が起こってしまったかを知りました。そして、学校の周りにもっと植林をして、環境を守っていくことで、将来、これらの災害を防ぐことへ繋がることに気づきました。
コーディネーターは、子どもたちが楽しみながらも気づきを促すプログラムの実施を心がけ、自らの手で木を植え育てることで、木の恩恵を感じ、木を大切に守っていきたいと思う、子どもたちの気もちも育てています。植えた木々の成長と、これからの子どもたちの成長が楽しみです。
2012年
3月
14日
水
2012.2 Papua New Guinea-1
『湧水を守るために「子供の森」計画スタート』
パプアニューギニア
ヴナイリマ小学校はガゼル半島にある小さな学校です。学校のすぐ横には自然の森と湧水があります。この湧水は、飲み水や農業、水浴びなどに使われていて、子どもたちや村の人々の生活に欠かせません。暑い日には太陽の光がキラキラと反射しとてもきれいで、子どもたちは歓声を上げながら水あそびを楽しみ、涼んでいます。
学校は、この湧水を守るために、「子供の森」計画への参加を熱望していました。学校とオイスカでいろいろなアイデアを出し合い、2011年についにスタートしました。6月の世界環境デーに植林をしたり、オイスカのスタッフによる環境劇などを通じて、地球上で人間や生物が生きるためには木が大切な役割を担っていることを子どもたちへ教えるなど、積極的に活動を展開しています。
「植林は子どもたちだけでなく村人たちに必要な湧水を守ってくれ、さらに、減少している村の自然の再生にもつながり、とても感謝しています」と校長先生。湧水の周りに、いつも子どもたちや村人たちの笑顔が溢れるように、これからも植林を続けていきます。
2011年
7月
05日
火
再びホーンビルズが飛び交うことのできる自然を!
パプアニューギニア:ニューブリテン島ならびに周辺の島々
リエイト小学校は、東ニューブリテン州で最も高い山、シネウィット山(Mt.Sinivit 2,438m)のふもとにあり、かつて一帯は深い森に覆われていました。しかし1970年代に、本島や町から来た人々に、この辺りの土地を売ってしまったため、現在では土地の多くが、カカオのプランテーションに代わってしまいました。そして今、村の多くの人たちが、森が無くなってしまったことを嘆いています。かつては普通に見ることができたホーンビルズ(サイチョウ)と呼ばれる大きな鳥が今では見ることができなくなってしまいました。
2011年
7月
03日
日
新しいふるさとづくりの始まり!
パプアニューギニア:ニューブリテン島ならびに周辺の島々
パテキ小学校があるブーゲンビル自治州では、1998年まで24年にわたり、パプアニューギニアからの独立を目指し、中央政府軍との激しい内戦が繰り広げられていました。現在、将来独立の余地を残しながら自治州としての道を歩み始めていますが、内戦で荒廃した土地も多く、自分たちのふるさとを再興しようという機運が人々の間に生まれています。植林活動もそのひとつです。