もらう側から贈る側へ

卒業生たちが絵を描く準備を している壁
卒業生たちが絵を描く準備を している壁

スリランカ:東部、コロンボ地方

この学校の校長先生は、「子供の森」計画にとても熱心に取り組んでいます。活動開始時、「オイスカから苗木や農業道具、子どもたちへの文具を支援していただくかわりに、学校では、植林地を囲むフェンスやほかに必要な道具を自ら校内で募金して集め調達します」と約束しました。

両親に呼びかけて つくった水タンク
両親に呼びかけて つくった水タンク

活動を始めて2年目、苗木への水やりの水不足が問題となっていたときには、子どもたちの両親に呼びかけて水タンクをつくりました。

3年たってやっと大きくなってき ました
3年たってやっと大きくなってき ました

このように自主的な活動が今後も継続できると判断したオイスカは2010年で物資の支援を終了し自助努力を見守っていくことにしました。オイスカがこの学校へ初めて来たときに7年生だった子どもたちは2011年に高校生になります。卒業を控えた子どもたちが何か計画している様子です。聞いてみると、「学校の壁にキャンディペラヘラ(スリランカのお祭り)の絵を書くつもりです。3年間オイスカから文具や苗木をもらいました。それで私たちの学校は良くなりました。そのお礼に自分たちでお金を出し合って、学校をきれいにして残していきたいのです。」と答えました。

レワッタ学校 Rewatha School

●活動開始年:2007年 ●生徒数:625人 ●所在地:Bambaragahaela, Via Gampola , Sri Lanka