2010年の国際生物多様性年を記念して、ケソン州では「子供の森」計画の参加校の代表の子どもたち60名と学校の先生を集めて「生物多様性」をテーマとした環境キャンプを2日間にわたって開催しました。参加者たちは講義の中で、フィリピンの中で最も生物多様性が豊かに存在している山の一つと言われているケソン地域にあるバナハウ山(Mt. Banahaw)が、今危機的状況にあるということを学びました。そして、自分たちが何ができるかを話し合いながら生物多様性についての知識を深めていきました。
参加した一人の先生は、「授業やカリキュラムに沿った野外活動では決して得ることのできない心に響く活動でした。それはオイスカの活動に心があるからだと 思います。私たちはこの活動を通じて自然を守っていくことに対する関心と情熱を持つことができました。」とこのキャンプの経験を語っています。オイスカの 現地スタッフは、多くの人々へこの心を伝え、そして自然と調和した持続可能な社会の発展のために、未来を目指して今日も奔走しています。