カンボジア:カンポンチャム
アンコイデイ小学校では、カンボジアの「子供の森」計画の一番初めの学校です。2010年で活動2年目に入りました。コーディネータのソバンナさんは、子どもたちに環境の問題や植林の大切さ教えると同時に、その土地に昔からある樹木の種類についても紹介しています。様々な種類の木の植林により、子どもたちは、異なった種類の木々の違いがわかるようになり、近くの木々に興味を持っています。
先生たちや子どもたちが持っている関心や情熱にもかかわらず、昨年植えた苗木の中で枯れてしまうものがたくさんありました。それは水の問題です。子どもたちは池まで水を汲みに行かなければいかず、なかなか十分な水やりをすることができなかったからです。その問題を解決するために、今年は池から学校まで水を引くパイプを導入しました。この水を活用してさらに大きな面積に植林したいと、学校全体で盛り上がっています。
学校は今後の計画として苗木を育てる苗木畑をつくりたいと考えています。苗木自体も子どもたちが育てることができれば、苗木の運搬コストや搬送時に時々起こってしまう苗木の損傷事故を無くすことができるからです。そして子どもたちが苗を育てることから学び、また植えた木を継続的に育てていくことを学びながら、「子供の森」計画を確実に将来に渡って続けていきたいと考えています。
アンコイデイ小学校 Ang Kouy Dei Elementary School
●活動開始年:2009年 ●所在地:Kampong Cham Province