『世界の緑の波の一つになった!』
中国・内モンゴル自治区阿拉善地区
2011年5月23日、阿拉善第八中学校は、世界中で一斉に木を植えようというグリーンウェイブキャンペーンに参加しました。この時期は植林適期を少し過ぎているため、植林ではなくポット苗作りをしました。細長いビニール袋の底をテープで止め、中におがくずと羊糞を混ぜた砂を入れ、種を植え付け、圃場に運び、水をやります。説明が終わると、子どもたちは自分たちで役割を決めて、それぞれ散らばっていきました。砂を入れる為にペットボトルを半分に切って簡易スコップを作ったり、流れ作業にしたり、効率よくできるように子どもたち自らそれぞれに工夫して作業を進める姿は頼もしいものです。200人もいたため、用意しておいたビニール袋は瞬く間に無くなりました。 「もう無いの?!」と物足りなさそうでしたが、ポット苗を作る意味、世界の一員として緑化活動に参加することの意義を説明すると、嬉しそうに顔をほころばせていました。普段は受験勉強に追われている中国の学生たち。こうした活動を通して環境を考える事の大切さ、緑化活動の楽しさを感じて欲しいものです。学校からオイスカセンターまでの往復6kmの道のりをたくましく行進し、ゴミを拾いながら帰って行きました。
阿拉善第八中学校 アラシャンダイハチチュウガッコウ
●活動開始年:2008年 ●生徒数:635人 ●所在地:中国内蒙古阿拉善盟