2012.2 Papua New Guinea-1

植林の前に苗木を持って記念撮影
植林の前に苗木を持って記念撮影

『湧水を守るために「子供の森」計画スタート』

パプアニューギニア

 

ヴナイリマ小学校はガゼル半島にある小さな学校です。学校のすぐ横には自然の森と湧水があります。この湧水は、飲み水や農業、水浴びなどに使われていて、子どもたちや村の人々の生活に欠かせません。暑い日には太陽の光がキラキラと反射しとてもきれいで、子どもたちは歓声を上げながら水あそびを楽しみ、涼んでいます。

学校は、この湧水を守るために、「子供の森」計画への参加を熱望していました。学校とオイスカでいろいろなアイデアを出し合い、2011年についにスタートしました。6月の世界環境デーに植林をしたり、オイスカのスタッフによる環境劇などを通じて、地球上で人間や生物が生きるためには木が大切な役割を担っていることを子どもたちへ教えるなど、積極的に活動を展開しています。

「植林は子どもたちだけでなく村人たちに必要な湧水を守ってくれ、さらに、減少している村の自然の再生にもつながり、とても感謝しています」と校長先生。湧水の周りに、いつも子どもたちや村人たちの笑顔が溢れるように、これからも植林を続けていきます。

飲み水や水浴びに欠かせない湧水
飲み水や水浴びに欠かせない湧水

ヴナイリマ小学校 Vunairima Primary School

●活動開始年:2011年 ●生徒数:200人 ●所在地:Gazelle, East New Britain