『「子供の森」計画に参加してわかったこと』
フィリピン・パラワン
「世界中の子どもたちが、自然を守るために力を合わせるべきだと思います」と力強く語ってくれたのは、グレース・レイデンさん。マナイリ小学校の6年生です。今では木の世話や海岸清掃に積極的に参加しているグレースさんですが、「子供の森」計画に参加するまでは環境保護について真剣に考えたことはなかったと言います。「ゴミのポイ捨てや環境破壊について耳にすることがあっても、特に気にとめていませんでした。でもこの活動に参加するようになって環境の大切さがよくわかるようになりました。今は、まず自分から行動することが重要だと思っています」
2011年は、国連生物多様性条約事務局が呼びかけたグリーンウェイブキャンペーンにも参加しました。「この学校だけでなく、フィリピンや世界中の学校の子どもたちが同時に参加できるところが楽しかったです」これからは、「子供の森」計画での経験や勉強したことを他の子どもたちや地域の人たちにも広めていきたいと、やる気十分です。
マナイリ小学校 Manaile Elementary School
●活動開始年:2006年 ●生徒数:79人 ●所在地:Manaile, Dumanguena, Narra, Palawan