2012.2 Philippines-7

カードの素材選びもデザインも、すべて子どもたちが考えます
カードの素材選びもデザインも、すべて子どもたちが考えます

『環境にやさしいクリスマスカード作り』

フィリピン・ヌエバエシハ州

 

クリスマスシーズンの始まった12月はじめ、アリエンド小学校では1年生から6年生までの生徒が参加してクリスマスカード作りコンテストが行われました。「子供の森」計画を通じてリサイクル運動に取り組んでいる子どもたちは、捨てずにとっておいた包装紙や新聞と、木の葉や花などの自然素材を組み合わせてカード作りに取り組みました。家族や友達へ日頃の感謝の気持ちを伝えようと、子どもたちが心を込めて作ったカードはどれも素晴らしく、先生たちも順位を決めるのに苦労したそうです。見事1位に選ばれた6年生のレイマリーさんは、「今日は朝からこのコンテストが楽しみでした。上手にできるか心配でしたが1位に選ばれてうれしいです」と喜んでいました。

近年フィリピン政府は、それぞれの学校に運営の権限を任せる“学校ベースの管理”の概念を導入し、各学校が地域に根ざした学校運営をする取り組みが進められています。オイスカがこの学校で行っているリサイクルなどの環境教育活動もその一環です。「子供の森」計画を通じて、地域の環境に適した環境教育プログラムを考案し、学校や地域コミュニティと連携しながら活動を進めています

出来上がったカードを前に。一人ひとりの個性がうかがえる仕上がりになりました
出来上がったカードを前に。一人ひとりの個性がうかがえる仕上がりになりました

アリエンド小学校 Ariendo Elementary School

●活動開始年:2008年 ●生徒数:187人 ●所在地:Barangay Ariendo, Bongabon, Nueva Ecija