『村づくりへとつながる「子供の森」計画』
スリランカ・南部地方
アンバガスウェワ学校がある村は田んぼや畑が広がる田舎です。しかしこの村にも近代化の波が押し寄せ、川が汚れ、村のいたるところにビニールゴミが散乱し、発展と環境保全のバランスが取れていない状況となっていました。2011年、アンバガスウェワ学校に新しく赴任した校長先生は、授業の時間を延長し、環境やスリランカの文化、村を愛することの大切さなどを教える時間をつくりました。そしてさらに良い学校とするために、2012年「子供の森」計画の仲間入りをしました。
子どもたちが苗木を植える時には両親や兄弟も積極的に参加するよう呼びかけ、また村人たちを集めたセミナーも開きました。こうした取り組みは、村人たちが集い共に活動し、親交を深めるよい機会ともなっています。「ふるさと」を守り育むために一人ひとりが村の環境保全活動に参加しよう、というオイスカの呼びかけに、近代化による村の不調和を感じていた村の大人たちから強い賛同を得ました。森づくりと合わせ、村づくり、人づくりもこれからも進めていきたいと考えています。
アンバガスウェワ学校 Ambagasuwewa School
・活動開始年:2012年 ・生徒数: 605人 ・所在地:Ambagasuwewa, Hiriyala