『子どもボランティアで森を守ろう』
タイ・ランプーン県
毎年オイスカランプーンセンターでは、山火事防止の研修が開催されます。今回はランプーンセンターの近くにあるドイクルア山の周辺に住んでいる子どもたちを呼んで山火事防止の研修を行いました。子どもたちは実際に自然の中で生活しているため、自然と深く関わっています。キノコや竹の子、食べられる果実や葉っぱ、動物の肉など山で収穫したものの料理を作って生きる力を得ています。そのため、研修では単に山火事を防ぐ方法を教えるだけでなく、森の恩恵や有難さを認識し、森を守るという思いが強くなるように指導を行いました。
またメーアオ山火事防止局からの指導者も招き、子どもたちに森を保護すること、山火事の危険、山火事から受ける様々な面の影響等を説明していただきました。そして知識を得た子どもたちが、実践できるように防火帯作りなどを実際に体験しました。このように自然と密接している子どもたちに自然を守る方法を教え、実践させるこの活動が、将来自分たちの森であり故郷であるドイクルアの山を守る大人を育てる大切な一歩となりました。