『植林活動、堆肥作り活動』
タイ・チェンライ
バーンパーボングタオゲンチャン学校では山岳民族と平地の村からの子どもたちが一緒に学んでいます。平地の村の子どもは毎日、家から学校に通っていますが、山岳民族の子どもたちは村が遠いため、学校の寮に寝泊りしながら通っています。
そのためバーンパーボングタオゲンチャン学校での活動は、寮の生徒たちが余暇を有効に使い、学校の環境をきれいに整備できるように、植林活動以外の環境保全活動も取り組んでいます。学校には木が多く、落ち葉がたくさんあります。放っておけばそのままゴミになるため、落ち葉を集めて子供たちに堆肥の作り方を教えています。
そして子どもたちは自分が作った堆肥を使い、野菜を育てています。採れた野菜は、学校の給食や寮での食事になるため、決して豊かではない学校や寮の財政を助け、子どもたちに安全で栄養のある食物を供給することができています。これらの活動を通して子どもたちは土や環境にやさしい農法、身近にあるものを活用して節約することを学び、体験することができます。
もう一つの活動は手作りの花飾り作り。自然への発想力を養うため、木の様々な部分、葉っぱ、枝、花、実、種などを使って、子どもたちが自分の好きな形で花を作ります。こうした自然との遊びが人気の遊びになるのに、そう時間はかかりませんでした。
様々な活動を通じて、子どもたちは自然に親しみ、自然とともに生活していく方法を学んでいます。
バーンパーボングタオゲンチャン学校 Banpabongtaogaenjan School
・活動開始年:1997年 ・生徒数:235人 ・所在地:Maesuai, Chiangrai