2013.3 Indonesia-6

森の中で散策しながら植物観察
森の中で散策しながら植物観察

『森の生物多様性を学んだエコキャンプ』

インドネシア・ジャワ島西部

この学校は「グリーン・スクール」と呼ばれるように「子供の森」の活動は、他の学校と少し異なります。植林と様々な植物種の採取に重点が置かれています。さらに、高校生になると活動はもっと森の中で直接観察することが中心となります。担当の先生と校長先生は、子ども達が直接森と関わりながら樹木の多様性について学ぶことが出来るような活動ができないかと相談。そこで、コーディネーターは、森の生物多様性について研究を行なっている施設がある国立公園の訪問を提案し、2012年11月3日、4日に、4名の先生達と校長先生に引率された120名の子ども達は、国立公園内でキャンプを行いました。

自分たちでテントを立てました
自分たちでテントを立てました

初めに、研究所及びキャンプについて説明を受けた後、子どもたちはテントを張って、2日間の活動の準備をしました。生物多様性についての学習の他に、校長先生から「子どもの森」計画エコクラブの新メンバーと役員も紹介されました。
夕方には、子どもたちはコーディネーターや先生たちと一緒に森の中を散策し、成長途中のキノコを観察しました。次の日も森を歩き回り、様々な滝や足元が不安定な小道を見て回ったり、その国立公園の中でだけで見られる土着の樹木について調べるなど、子どもたちは自然と触れ合いながら活動に取り組みました。

森の生物多様性について深く学んだ子どもたち。これからの活動に期待が膨らみます。

パルンクダ第1小学校 Parungkuda 1 Senior High School

・開始年:2009年 ・生徒数:120人 

・所在地:Kec. Parungkuda, Kab. Sukabumi, Jawa Barat