『自分たちの活動が村へも広がった!』
タイ・スリン県
ラッタプラシャーサーマッキー学校の「子供の森」計画では植林や森の管理、有機農業、養豚、堆肥作り、有機稲作など幅広く活動しています。それらの活動を行う前に、学校や村の方とも話し合い、適した活動場所と活動内容を一緒に考えて計画を立てました。また、豚の糞による堆肥作りに詳しい方に来てもらい、子どもたちは堆肥の作り方を教えてもらいました。作った堆肥は植林の時や、地域の畑や田んぼに使われています。子どもは「教室の外で活動して村へ自分たちの活動が広がっていくことが嬉しかった!」と大喜び。
また稲作活動の方では小さな田んぼを小学4年生以下の子どもたちが担当し、大きな田んぼの管理は5~6年生の子どもたちが行うなど低学年と高学年に分かれて活動しました。普通は種をばら撒いていましたが、今回は小さな穴を開けてそこに種をまいていく方法を実践してみるなど、ちょっと変わった試みも楽しみながら行っています。先生や村の方も子どもたちに指導しながら一緒に活動に取り組んでいました。
子どもたちの夢は学校や村の森を豊かな森にすること。乾季のときの水不足や地温の上昇は木の成長の妨げになりますが、そのような問題を一緒に乗り越えようと、枯れてしまったところの植え直しや植林地の管理を継続しています。
地域の人たちを巻き込んで、子どもたちの夢や活動はどんどん広がっていきます。
ラッタプラシャーサーマッキー学校 Rattaprashasamakkee School
・活動開始年:2010年 ・生徒数:210人 ・所在地:Prasat,Surin