『キャッサバ料理教室』
フィリピン・パラワン島
熱帯地方の国でよくみられるキャッサバ。やせた土地でもよく育ち、芋の部分にはデンプンが多く含まれていることから、食用として重宝されています。タピオカの原料としても有名ですが、フィリピンでは芋をそのまま主食としたり加工したりして食されています。パラワン州でも、主に先住民族の人たちが米に代えて主食にしているほか、お菓子などに加工され販売されています。そのキャッサバの加工とお菓子作りの研修がパラワン州農業局主催で開催され、「子供の森」計画の学校の子どもたちが参加しました。
キャッサバは毒性があるため、調理前に毒抜きをする必要があります。そこでまずはその正しい処理方法を学んだあと、グループに分かれてパイやドーナツなどのレシピを教わり、実際に調理に挑戦しました。子どもたちの中には家でキャッサバを栽培しているという子もおり、早速家族にレシピを教えようと張り切っていました。地域の食材を地域で活用して消費する、地産地消の勉強にもなりました。