『火山の噴火で失った森を再生』
海岸から500メートルの場所にあるセントレオスヤワカカ小学校。1994年の火山の大噴火で、学校の教室やグラウンド、そして校舎も大きな被害に遭い、火山灰で周りは砂漠のようになってしまいました。被害を受けた学校に緑を取り戻すため、2008年に「子供の森」計画の活動を始めました。
活動を開始して6年が経ち、子どもたちや先生が根気強く植え、手入れをし続けた木々は大きく成長し、実をつけたり、涼しい木陰を作り出したりと、子どもたちに様々な恵みを与えてくれる立派な森になりました。
火山の噴火で失われた森を再生させた子どもたちや先生たちの地道な取り組みは地域の人からも尊敬され、さらなる活動意欲や、地域の環境意識を高めるきっかけともなっています。
日々の活動の成果を実感したことで自信を持ったセントレオスヤワカカ小学校では、森の木陰を利用した新たな環境教育に取り組みたいとやる気を見せています。
セントレオスヤワカカ小学校 St. Leos YAWAKAKA Primary School
・活動開始年:2008年 ・生徒数:190人 ・所在地:Rabaul, East New Britain Province