2014.4 Fiji-1

しっかり世話をして緑豊かな学校になるように頑張っています
しっかり世話をして緑豊かな学校になるように頑張っています

『サイクロンで被害を受けた学校の森の再生のために』


2002年から活動を続けるタウ小学校。2012年のサイクロンにより10年間育てた木々が大きな被害を受けてしまいました。落胆している子どもたちを元気づけるため、また子どもたちの主体的な行動を引き出そうと、再度植林活動を行いました。
この小学校は、ビチレブ島西部の降水量が少ない地域にあります。特に乾季になると土地が乾燥するために、木を育てるには水やりなどの日々の管理が欠かせません。

学校の敷地内で野菜を育て始めました
学校の敷地内で野菜を育て始めました

そこで、再度植林をするに当たり、「子供の森」計画のコーディネーターは木の植え方、管理の方法など、木が育つには人の手が必要であることを丁寧に子どもたちに伝えました。その結果、子どもたちは、自分たちの手で植えた果樹やマホガニーの木々を「自分の木」と意識し、先生の指示がなくても自ら水やりをするなど、楽しみながら積極的に木々の世話をしています。
今後は植えた木の管理をしつつ、野菜栽培なども行い、子どもたちが自然を育てることの喜びや楽しみをさらに感じられるような活動を展開していく予定です。

タウ小学校  Tau Primary School

・活動開始年:2002年 ・生徒数:133人・所在地:Nandi