タイとスリランカから
子ども親善大使が来日しました!
2014年9月4日~9月14日、「子供の森」計画」(以下、CFP)子ども親善大使招聘事業として、タイとスリランカでCFPに参加している子どもたちが来日。
岐阜、愛知、東京、千葉を訪問しました。
来日したのは、スリランカからプールニマさん(10)、アクシャヤくん(15)、タイからはオウムさん(13)とクーキックさん(15)。またCFPコーディネーターに加え、スリランカからは現地で活動を支えてくれている学校の先生も参加しました。
期間中は、CFP活動の報告会や支援企業・市町長への表敬訪問をはじめ、小学校や高校等で日本の子どもたちと活動報告・交流会をた、工場や環境学習施設などの見学を行いました。
親善大使たちは、初めて訪れる日本でさまざまな貴重な体験をし、多くのことを学び、吸収できたようです。
各所で行った親善大使による各国の環境問題やそれに対する活動の報告、そして11日間の滞在を経た子どもたちの感想をご紹介します。
タイの子どもたちは、トウモロコシなどを植えるために木を伐り、焼畑農業をしたためにはげ山になってしまった箇所が多く存在すること、それによって土砂崩れや洪水、山火事などが問題となっていることを発表しました。CFP活動では、村の人たちと一緒に森づくりを行っていたり、環境教育の一環として有機農業の勉強をしたりしているそうです。
スリランカの子どもたちは、きれいな場所が多くある一方で、木が伐採されていることやゴミの投棄、山が削りだされていることなどが問題となってなっており、それが洪水などの自然災害につながっていることを発表しました。CFP活動では、お父さんやお母さんの協力してもらって植林準備をおこなっていいたり、環境破壊の深刻さを劇で紹介しているそうです。
今回の子ども親善大使の交流事業を通して、子どもたちは
「スリランカへ帰ったら、私たちも国の自然や環境を
自分たち自身と同じくらい大切にしたいと思った」
「日本はとても綺麗な国であることを知った。
自然や環境について、日本人はよく考えていると思った」
「山は海までつながっていて、関係しあっているということが分かった」
「タイに戻ったら自分の学校でゴミの分別を行い、木をもっと植えたいと思う」
など、それぞれが自然に対する思いを持つことができました。
国に帰った後、彼らは学校や地域の仲間に日本で学んだことを伝え、これからの森づくりに活かしていってくれるはずです。