フィリピン全土から子どもたちが参加!
ナショナルワークショップ2015
2015年1月15~17日、フィリピンのヌエバビスカヤ州において、「子供の森」計画ナショナルワークショップ2015が開催されました!ワークショップには、フィリピン全土から、「子供の森」計画に参加している子どもたちや学校の先生、コーディネーターなど総勢105名が参加。「コミュニティにおける変化のきっかけになろう:21世紀のスキルと若者たち」をテーマに、コーディネーターや専門家による講義に加え、自然観察や環境ポスター製作、ネイチャーゲームなど参加者が主体的に参加できるプログラムが実施されました。
野外で行われた、グループに分かれての自然観察や植物のプロファイリング、苗作り体験、ネイチャーゲームでは、子どもたちが自然の中で、互いに協力し合って学びあう姿が。身体や感覚を最大限に活用して楽しみながら、身の回りの自然を守り、育てることの大切さを知る”気づき”が育まれました。
また、フィリピンの古代文字や伝統楽器を使ったワークショップに加え、子どもたちからもダンスや歌などそれぞれの地域の伝統文化の紹介が行われました。同じ国の中でも地域によって言葉や習慣など、異なる文化を持つフィリピン。それぞれの地域文化に誇りを持つとともに、多様な文化を受け入れ、尊重することの大切さに気付くことも、ワークショップの目的のひとつでした。
自然災害が年々増加し環境問題が深刻化する同国では、植林活動と並行して、こういった環境教育やリーダー育成にも力を入れています。生物の多様性、文化の多様性の大切さについてともに学んだ参加者らが今後リーダーとなり、地域の活動を牽引していくことが期待されます。