ふるさとの生物多様性を守ろう
ブナロボ小学校は地域の中心部にあり、周辺ではココナツやカカオの栽培が盛んに行われています。2011年から「子供の森」計画に参加しているこの学校では、地域にもともとあった樹種や果実を中心とした苗木の植林とその管理を続けています。またコーディネーターによる環境問題についての講義や環境に関するゲームなども行ってきました。
活動に参加した子どもの一人は、「さまざまな種類の木を植え増やしていくことは、大切なことだとわかりました。パプアニューギニアでは在来植物が減ってきているので、私たちの村でも植物や動物の多様性を守っていきたいと思います」と心強いコメントをくれました。また先生たちも『「子供の森」計画の活動に参加する
ことで、子どもたちだけでなく我々教員やコミュニティ全体の意識が向上するきっかけとなり大変感謝しています。これからも継続して活動を行っていきたいです』と今後の活動にも意欲的です。
子どもたちは、活動を通じて生物多様性の大切さに気づき、ふるさとの自然を守
る意識が少しずつ育まれているようです。今後も子どもたちの取り組みがどう発展
していくか注目です!
ブナロボ小学校 St. Anthony Vunalovo Primary school
●活動開始年 2011 年 ●生徒数 250 人
●所在地 Gazelle District ,East New Britain Province