小さな島の学校の大きな挑戦
ヤヌダアイランド学校があるヤヌダ島はビチレブ島から15.5キロ離れた場所にあり、約35世帯が暮らす小さな島です。1958年に設立されたこの学校は、村の中心から徒歩で10分ほどの山側に位置しており、50人の子どもたちが通っています。この学校では樹木の重要性を子どもたちに知ってもらい、地球温暖化への対策の一つとなることを目指し、校長先生と地域の人々による提案で「子供の森」計画に参加しました。初めての活動では、森の役割や環境についてのワークショップを行ったあと、皆でマホガニーやレモン、パッションフルーツ等の苗木を植林しました。
それまで環境問題や環境保全について学ぶ機会がほとんどなかった子どもたちですが、ワークショップに参加することによって環境に対する意識が少しずつ高まっているようです。また植林活動を通じて植林の方法や管理方法を学び、住んでいる地域全体の環境や自分がどう行動するべきかについても考えるようになりました。
今後はこうした植林活動や環境ワークショップを継続しながら、ゴミの分別にも取り組み、生ゴミは学校や家庭での有機農業に活用できるような活動を進めていきたいと考えています。小さな島の学校の子どもたちの未来に向けた大きな取り組みにこれからも注目です!
ヤヌダアイランド学校 Yanuca Island School
●活動開始年 2013 年 ●生徒数 50 人
●所在地 Serua District, Serua Province