オルホン県、第6小学校
この学校は2007年に創立されました。地域の子どもたちは学校に通うために遠くへ行く必要がなくなりました。しかし、学校の周りには何もないため子どもたちには遊べる場所がほとんどありません。
この地域は鉱山地帯であり、さらに強風や嵐が吹くため樹木が育たない環境にあります。そこで、学校の先生たちはオイスカに協力を求めました。こうして、2015年に「子供の森」計画を始めました。子どもたちとその保護者、先生やスタッフたちで中古タイヤを集めてフェンスを作りました。また、トラックで栄養の含んだ土を運び、苗床を準備しました。
最初のプロジェクトでは木と花を植える必要性をこどもたちに話し、次に木を植える方法のトレーニングを行いました。さらに観賞用の樹木を約115本植え、最後に子どもたちと活動の将来設計を考えるワークショップを行い勉強しました。
そして、2016年より子どもたちによるグリーンクラブを作るという計画が立てられました。子どもたちが卒業をする前に学校の周りに木を植えるようにして公園づくりを進めています。校長先生は「環境を良くするためにグリーンクラブ以外にも学校でいろいろな活動をしていきます。」と話してくれました。
~校長先生からのコメント~
近年の子どもたちの生き方は昔と大きく異なっています。
自然の世界と触れ合う機会は失われてしまい、子どもたちが外で遊ぶことが難しくなってしまいました。
「子供の森」計画は子どもたちに環境教育の機会を与え、環境に優しい関係づくりを助けてくれています。オイスカには感謝をしています。
オットゴンバヤル校長
オルホン県,第6小学校
活動開始年: 2015年
活動に参加した児童数: 115人
所在地: Zest BAG, Bayan-Undur soum, Orkhon aimag