2017.4 Thailand 1

植えた木が枯れないようにしっかり管理しています
植えた木が枯れないようにしっかり管理しています

 

意識が変わると行動も変わる

 

バーンメーパッククレ学校は高い山々に囲まれた山岳地帯にあり、ほとんどの生徒

がラフー族という山岳民族の村から通っています。村では焼き畑農業をするために森

林伐採を行っているため、地域の森が少なくなっています。その結果、水源だった森に保水力がなくなり、水不足になるというような問題が起こっています。そのような問題に対して、子どもたちに森林と水の密接な関係を伝え、植林することの大切さを教えたいという学校の希望から、「子供の森」計画に参加することになりました。

子どもたちの変化を嬉しそうに語ってくれたダウ・ キン・ミン校長先生
子どもたちの変化を嬉しそうに語ってくれたダウ・ キン・ミン校長先生

2016年は良質な木材になるメンガや、ジャックフルーツなどの果樹、野生動物が好むジャンボランなどを植林しました。子どもたちは、自分の両親や村人と共に植林することで、樹種について学び、樹種によって様々な用途があることを学んでいます。また、活動を続けることで学校周辺の環境が良くなるとともに、子どもたちの中にも森を守っていかないといけないという意識が芽生えているようです。2017年は植林活動に加え、青少年を対象とした環境キャンプの実施や有機農業、家畜飼育の指導にも力を入れていきたいと考えています。

Banmaephuklae School/バーンメーパッククレ学校

活動開始年    2011年 

生徒数          297人

所在地          Taago Sub-District, Maesuai District, Chiangrai Province