2017.5 India 1

リサイクル活動でゴミを使って作った作品を地域の人々に紹介
リサイクル活動でゴミを使って作った作品を地域の人々に紹介

 

地域を牽引する取り組みに

 

S.D.学校は、北インド・ウッタルプラデーシュ州にある生徒数1700人の学校です。この学校では、実にさまざまな「子供の森」計画の活動を行っています。植林活動では、学校の中だけではなく、周辺地域にもベンガルボダイジュ、ニーム、ムラサキフトモモ等の苗木を植えました。肥料も自分たちで手づくりし、苗床を設置して苗木づくりにも取り組んでいます。また、環境についてのポスターコンクールやディベートを行ったり、町の中を「ふるさとの自然を守りましょう」と訴えなら行進するなど、地域の人々に環境保全の大切さを伝える活動にも力を入れています。子どもたち自身が訴えかけることで、地域にも大きなインパクトを与えています。

郷土樹種や果樹を中心に植林しています
郷土樹種や果樹を中心に植林しています

インド国内でも深刻な問題になっているゴミに関しても、「ビニール袋お断り」運動やゴミを使ったリサイクル工作を行うなど、ゴミの削減や分別を進めるための取り組みを行っています。活動前に比べて、学校は緑が増えるとともに、子どもたちの環境への意識も育ち、校内美化も進んでいます。これからも周りの学校のモデルとなるよう、子どもたちと一緒に活動を頑張っていきたいと考えています。

S.D.学校 S.D. Vidya School

活動開始年:   2010年 

生徒数:        1700人

所在地:         Sector-49, Noida State of Uttar Pradesh