地域の理解を得て、活動スタート
カラボギ シュンドルバン学校は、バングラデシュ南西部クルナにある学校です。活動が始まるまでは、学校には全く緑がなく、生徒や先生たちの環境に対する意識も高いとは言えませんでした。こうした状況の中、スムーズな活動を行うため、オイスカのコーディネーターと校長先生による話し合いがもたれ、先生たちや保護者に対する説明会も開かれました。
こうして学校や地域の理解が得られたところで、活動がスタート。過ごしやすい環境づくりを目指すとともに、少しでも地域の生物多様性の保全に貢献できればという思いで、さまざまな種類の苗木を250本植えました。 スタート時には、関心が低かった生徒や先生たちも、一緒に汗を流して取り組んだことで、考え方も変わっていったようです。参加した先生は、「植林はお祭りのように皆楽しんでいますが、大切なことは苗木の管理です。一人一本苗木を植え、年間を通じてきちんと管理をする。これがわたしたちの活動のモットーです」と抱負を語ってくれました。今後は、近年問題になっている雷による建物や人への被害を減らすため、避雷針になるようなヤシの木の植林を行いたいと考えています。
Kalabogi Sunderban High School / カラボギ シュンドルバン学校
●活動開始年 2017年 ●生徒数 355人
●所在地 Kalabogi village, Khulna