2018.5 Fiji-1

植林の前にみんなで
植林の前にみんなで

周囲の学校の手本となるように

 

 ナンドロマイ小学校は、ビチレブ島ナンドロガ・ナボサ県にある寄宿制の学校で、周囲の5村から子どもたちが通っています。1993年に当時の校長先生からの希望で「子供の森」計画に参加しました。

環境保全の大切さを伝えるテキストを配りながら、意識啓発を進めています
環境保全の大切さを伝えるテキストを配りながら、意識啓発を進めています

 活動開始より20年以上が経っており、この地域においては先駆け的な存在です。先輩たちの取り組みを引き継ぎながら、今でも新たなチャレンジを続けています。 特に近年は、学校菜園での有機農業に力を入れています。子どもたちの家はほとんどが農家ですが、慣行農法によるタピオカやサツマイモなどの栽培に限られています。そのため学校の菜園では、有機農業によって葉物などさまざまな種類の野菜を育てることで、環境に優しい農業の手法や野菜による栽培方法の違いなどを教えています。寮から出た生ごみはたい肥づくりに使うなど、ゴミの分別やリサイクル活動とも連動させて取り組んでいます。また2017年は、子どもたちの健康維持につながるようなフルーツを中心に植林を行いました。新しいことにも挑戦しながら、今後も周囲の学校のモデルとなるような取り組みを展開していきたいと考えています。

Nadroumai Primary School / ナンドロマイ学校

●活動開始年 1993年 ●生徒数 97人

●所在地 Nadroumai, Nadroga-Navosa Province