いのちの大切さに感謝!
ブレアイバヌア学校は、ビチレブ島ラ県の内陸部にあり、100人の生徒が通っています。以前別の学校で「子供の森」計画に参加していた先生が、赴任後相談を持ちかけてきたことから活動がスタートしました。
僻地にあるこの学校は、現金収入も少なく、子どもたちの栄養状態も決して良好とは言えません。そこで最初の取り組みとして、栄養改善と学校の収入につながるよう鶏小屋をつくり、養鶏プログラムを開始しました。食事が豊かになるだけでなく、自ら雛を育てることで、子どもたちは命の大切さを学び、食べ物に感謝する気持ちを育んでいます。活動2年目となる2017年には、緑化活動もスタート。子どもたちの栄養になるようサワーソップや柑橘類等のフルーツや、地域の生物多様性保全につながるようにと郷土樹種の苗木も植えました。フルーツが実るのを楽しみにしながら、子どもたちが管理を続けています。今後は、養鶏プロジェクトで出た鶏糞をたい肥の材料として活用しながら、有機農業や苗木づくりにも取り組むなど、少しずつ活動の幅を広げていきたいと考えています。
Bure I Vanua District School / ブレアイバヌア学校
●活動開始年 2016年 ●生徒数 100人
●所在地 Bure-i-vanua、Nakorotubu, Ra province