2021.7 China-1

子どもたちにとって、久しぶりの植林活動となった。
子どもたちにとって、久しぶりの植林活動となった。

ボランティアとして

有志が緑化活動を継続

 阿拉善左旗蒙古族学校は、オイスカの阿拉善沙漠生態研究研修センターより一番近い学校(小中一貫校)であり、これまで環境教育の一環として砂漠での緑化活動を一緒に行ってきた理解のある学校です。牧民の子どもたちが8割を占めており、多くが寄宿舎で生活しています。いつも元気いっぱいな子どもたちの声が響く学校です。しかし、2020年度は、新型コロナの影響により、課外活動が制限されたため、学校をあげて、公式に植林活動を行うことができませんでした。

インタビューに応えてくれたバートルさん。手にしているのが、 植樹したサクサウール。
インタビューに応えてくれたバートルさん。手にしているのが、 植樹したサクサウール。

 その代わりに、研修センターの近くに住む子どもたちとその家族がボランティアとして、緑化に参加。子どもと一緒に参加したバートルさんは、「私たちの地域は砂漠化が深刻。今年は砂嵐が多く、春先はしょっちゅう起こった。まだまだ植林を頑張らなければいけない」と語ってくれました。長年の活動を通じて、住民の中にも環境保全への意識が育まれています。

阿拉善左旗蒙古族学校/Arashan Mongolian School

●活動開始年 2013年 ●生徒数 722人

●所在地 内蒙古阿拉善盟阿拉善左旗衛拉特路与西花園北街