活動のあゆみとこれから in バングラデシュ

コロナ禍で中止や延期が相次いでいた植林活動も少しずつ再開している
コロナ禍で中止や延期が相次いでいた植林活動も少しずつ再開している

住民の生活を災害から守る 

 バングラデシュでの「子供の森」計画は、現在インド国境に近いクルナ管区を中心に展開。この地域は、ガンジス河によって形成されたデルタに、数千の川や水路、入り江が複雑に入り組む生態系豊かな場所でしたが、開発による環境劣化や、温暖化による海面上昇、塩害、サイクロンの被害が深刻化しており、生物への影響はもとより、住民の生活も脅かされています。

そうした中、2019年からは沿岸部において住民とのマングローブ植林を開始。自然災害の備えとなるような森づくりを進めつつ、次代を担う子どもたちへの意識づけも継続して取り組んでいます。

クルナに加え、ダッカ近郊のオイスカ研修セ ンター周辺での活動も再強化していきたい
クルナに加え、ダッカ近郊のオイスカ研修セ ンター周辺での活動も再強化していきたい