マレーシアサバ州から8月の活動についての報告が届きました。今回は、ラナウにある、マラナウ小学校の子どもたち27名が、植林活動や、たい肥をつくるための小屋づくりに参加した際の報告です。
まず、コロナ禍による活動休止や深刻な干ばつによって枯れてしまった果物の木を伐採し、整地を行いました。そして、新たにドリアンやギュウシンリといった果物の木や、黒ウコンなどのハーブを植えました。ギュウシンリって聞き慣れない果物ですよね。これは、食用として世界中の熱帯域で栽培されている果物で、見た目が牛の心臓に似ていることからこの名前が付いたそうです!
さらに、子どもたちは木の植え方や有機肥料の与え方、新しく植えた木の根元を枯草などで覆うマルチングについて学びました。マルチングをすることで、土壌が乾燥したり雑草が生えるのを防いだりすることができます。最後には、有機肥料を作るための小屋も設置し、有機肥料について学びました。
今回の活動を経て、子どもたちは正しい植林の仕方などを学ぶことができました。また肥料の与え方やマルチングなど、植えた木を守り育てていくための知識や技術についても理解を深めることができました。
肥料づくりの場ができたこともあり、今後自分たちで肥料をつくり、緑化や学校菜園に活用するなど、活動の幅も広がっていくことが期待されます。
マラナウ小学校/SK. MARAKAU RANAU
・住所 Ranau, Malaysia