緑化を通して高波の被害を防ぐ
この学校はフィジー最大の島、ビチレブ島の東北部ラ県の海岸沿いにあり、周囲の4村から子どもたちが通っています。このナコロトゥブ地区では、長年サイクロンによる高波に苦しんでおり、同校もたびたび浸水被害を受けています。このため、高波から村を守る自然の防波堤を築くべく、住民とオイスカがタッグを組んでマングローブの植林活動に力を入れており、同校も学校をあげて参加しています。
2021年度は休校が長く続くなど、活動ができない期間も多くありましたが、人数を制限して植林を行い、マングローブ500本を植えました。同校の教頭先生は、「気候変動の影響を大きく受けるフィジーでは、その適応策について考え、取り組むよう政府が各校に呼びかけている。オイスカとの活動は、まさにこの学びと実践の機会であ
り、子どもたちの理解も深められたと思う」と語ってくれました。今後も自然を守り、その自然の力を活かした災害に強い村づくりを進めていきます。
ナコロトゥブ地区学校/Nakorotubu District School
- 活動開始年 1995年
- 生徒数 156人
- 所在地 Saioko, Nakorotubu, Ra Province