2022.6 学校レポート1 in フィリピン

国連生物多様性の日を記念したグリーンウェイブ植樹。教員が献身的に協力してくれた。
国連生物多様性の日を記念したグリーンウェイブ植樹。教員が献身的に協力してくれた。

集まる人数を工夫して実施

 北カマリネス州カパロンガに位置するマビニ小学校は、山の中腹にあり、近くには水路が流れています。この地域の主な産業は農業で、多くの人々が農業で生計を立てて暮らしています。のどかなこの地域でも、コロナ禍により年間通じて対面授業が停止されたため、課題プリントによる自宅学習が続きました。教員が定期的に家庭訪問を行い、学習サポートを行いましたが、やはり分からないところをすぐに教えてもらえないため、つまづいてしまう子どもたちが多かったようです。

 学校での活動は限定的になりましたが、それでも教員や周辺に住む子どもたちが中心となって植林活動を行い、植えた後の苗木の管理も続けました。また、学校に集まれない子どもたちに対しては、家庭での環境学習の機会として、苗木や野菜の種苗を配布。教員らと連携しながら植栽後の管理についてもサポートを行いました。2020年からの2年間はやむを得ず参加人数が少なくなってしまいましたが、今後行政のガイドラインに従いつつ、徐々に回復できればと思っています。

自宅で苗木や野菜を育てる子どもたち。家の中で過ごす時間が多い中、よいリフレッシュの機会にもなった。

マビニ小学校/Mabini Elementary School

  • 活動開始年 2016年 
  • 生徒数 110人 
  • 所在地 P3, Brgy. Mabini, Capalonga, Camarines Norte