動物の視点に立ち、身近な環境問題を考えるプログラムである「せかい動物かんきょう会議」。今年度の第1回目は、1月28日にタイと山口県の子どもたちをオンラインでつないで実施。タイからは、アユタヤ県のワットラム学校の子どもたちが参加してくれました。
参加者の自己紹介をしたあとに、まずはお互いの国についてお勉強。その後、子どもたちは身近な動物になりきり、身の回りの環境で起きている問題や、人間に気をつけてほしいことなどを発表し合いました。
お互いの国の紹介
動物紹介のようす
思い思いに描いた動物キャラクターの絵を紹介しながら、その動物がすんでいる場所や、困りごとなどを紹介。
日本もタイも力作ぞろいで、色とりどりで個性豊かなキャラクターが登場しました。
子どもたちの質問・感想の共有
お互いの発表が終わり、質問や感想を発表する時間になると、タイの子どもたちからたくさんの手が挙がりました。なぜその動物を選んだのか、何を食べているのか、といった質問に、日本の子どもたちは自分の知識や想像、意見を織り交ぜながら答えていました。カラスをなりきる動物に選んだ理由として、「人間に嫌われていてかわいそうだと思ったから」という意見には、タイの子どもたちも驚きと納得が混ざったような反応をしていました。
最後に、各国を代表して1名ずつ、今回のせかい動物かんきょう会議を踏まえて、これから環境を良くするために行いたいことの決意表明をしました。「木を植えてお世話をしたり、海のゴミ拾いなども行いたい(タイの女の子)」、「段ボールコンポストをたくさん作って生ごみを減らせるようにしたい(日本の男の子)」と、それぞれが具体的な行動を宣言することができるなど、終始なごやかな雰囲気で学びと交流を深める時間となりました。