2021年

6月

01日

パンデミックと「子供の森」計画 in パプアニューギニア

植林で環境を守り、

手洗いで健康を守る

 パプアニューギニアでは、新型コロナの感染拡大を防ぐため、2020年3月中旬より休校措置が取られましたが、再開は比較的早く、同6月中旬から徐々に再開されました。活動地である東ニューブリテン州のラバウルやココポにおいては、人口密度が低いためか、都市部ほど感染者数は多くありません。しかし、学校や商業施設へ出入りする際には、石鹸または手指消毒剤で手を 洗うことが義務付けられています。オイスカでは、植林などの活動と合わせて手づくりした石鹸を配布。 子どもたちや地域に手洗いの習慣が根付くよう、指導や支援を行っています。

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2021年

6月

01日

パンデミックと「子供の森」計画 in スリランカ

休校や短縮授業が繰り返され、学習の遅れなどへの不安を抱える児童・生徒が増える中、教員らと協力し、1,700 名分の在宅学習用教材を作成。衛生用品とともに配布した。
休校や短縮授業が繰り返され、学習の遅れなどへの不安を抱える児童・生徒が増える中、教員らと協力し、1,700 名分の在宅学習用教材を作成。衛生用品とともに配布した。

気持ちを一つに、それぞれが奮闘

 2020年度、感染対策として実施された休校措置と、地方間の移動の制限は、我々にとって大きな障壁となりました。各地域にいるスタッフ同士が集まることもままならない中、SNS等を使って情報収集や意見交換を実施。緑化だけでなく、衛生用品の配布や家庭菜園の支援などニーズに合わせて、各地域で小規模な活動を行うことにしました。それは孤独でとても大変な作業でしたが、こまめに連絡を取り合い、支え合いながら事業継続に努めました。「何のために活動しているのか」、各スタッフがその基本に立ち返り、行動する意識が強化 されたように思います。

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2021年

6月

01日

パンデミックと「子供の森」計画 in カンボジア

子どもたちに手洗いの方法など、感染予防について説明する現地スタッフ
子どもたちに手洗いの方法など、感染予防について説明する現地スタッフ

安心して活動を続けるために

 2020年は、植林に最適な雨期を逃さないよう、学校や地域と密に連携し、休校期間を含む5月~10月にかけて植林を行いました。活動の際は、不足していた石鹸やアルコール消毒液、体温計などを寄附しつつ、検温や手指の消毒を徹底するなど、感染対策に努めました。さらに環境保全に関する講義と合わせ、啓発資料を配布しながら、分かりやすい言葉で感染予防について説明。噂や嘘の情報も多い中 、読み書きが苦手な子どもたちや地域の人々にも正しく知識を伝えられるよう、保健省や他NGOと連携し、スタッフ自身も学び、工夫しながら取り組みました。

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2021年

6月

01日

パンデミックと「子供の森」計画 in インドネシア

雨期(12 ~ 3 月)を中心とした植林活動には、 全国で計 1,875 人が参加。
雨期(12 ~ 3 月)を中心とした植林活動には、 全国で計 1,875 人が参加。

新たな手法を取り入れつつ、活動を継続

 2020年度は全国的に対面授業が停止された状況が続きましたが、84の学校を拠点に、12,898本の植林を行うことができました。こうした活動が実現したのも、 現地スタッフがこれまで築き上げてきた信頼、学校や地域との密な連携があったからこそです。学校での植林が叶わない子どもたちには、苗木や野菜の種苗を配り、家庭で家族と共に環境について考え、取り組む機会を提供しました。また新たにオンラインを活用し、教員同士が各校の取り組みを共有する機会をつくるなど、コロナ禍での事業推進に向け、 地域を超えた連携や情報交換を図りました。

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2021年

6月

01日

パンデミックと「子供の森」計画 in インド

SNSなどを通じて、子どもたちから植栽の報告が寄せられた
SNSなどを通じて、子どもたちから植栽の報告が寄せられた

努力と連携によって生まれた活動

 インドにおいて全土が封鎖され、厳しい移動制限が取られた時期には、現地のスタッフが自主的に困窮する住民へ食糧の支援を開始。そうした動きに呼応する形で、日本からも資金を送り、衛生用品を必要な人々へ届けられるよう、手づくりマスクや手指の消毒液の寄贈を行いました。環境保全に ついては、学校での活動が難しい代わりに、6月5日の環境の日など、 環境関連の記念日を中心に樹木や薬草の種苗を配り、家庭での植栽を呼びかけるとともに、毎月定期的に子ども向け、教員向けのオンラインセミナーを開催し、情報発信や意識づけを続けました。

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2021年

6月

01日

パンデミックと「子供の森」計画 inフィリピン

うち106校には、感染対策として、アルコー ル消毒液、石鹸、簡易手洗い場なども支援。
うち106校には、感染対策として、アルコー ル消毒液、石鹸、簡易手洗い場なども支援。

懸命に学ぶ子どもたちの

在宅学習を支援

フィリピンでは、感染拡大を防ぐため、2020年3月以降、全国的に学校が閉鎖。10月5日に再開されましたが、対面式の授業は見送られ、2021年5月現在も在宅学習が続いています。活動校の多くは農村部にあり、十分なインターネット環境がないため、多くの子どもたちは学校から出される課題プリントで勉強しています。「子供の森」計画では、132校を対象に、各校のニーズに合わせ、コピー用紙やインク、中 古プリンターなど、課題づくりに必要な資材支援を行い、厳しい環境でも懸命に学ぶ 子どもたち、そして膨大な課題づくりに奮闘する教師を支えました。

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2021年

6月

01日

パンデミックと「子供の森」計画 inフィジー

コロトゴアンドラサンガム小学校では、休校中に学校菜園を地域に開放。子どもたちが保護者とともに、ココナツ、レタス、トマトなどを植栽し、管理を行った。
コロトゴアンドラサンガム小学校では、休校中に学校菜園を地域に開放。子どもたちが保護者とともに、ココナツ、レタス、トマトなどを植栽し、管理を行った。

今できる、今必要な植林活動

感染対策として、教育省が管轄する小・中学校は、20年3月下旬~6月下旬まで休校措置が取られました。学校再開後も、授業の遅れを取り戻すことが優先され、また外部者との接触を避けるため、課外活動は制限された状況が続きました。「子供の森」計画では、行政の許可が下りた一部の学校と地域を対象とした植林を展開。 困窮する人々の支えとなるよう、造林樹種だけでなく、 さまざまな恵みをもたらすココナツの植樹や、 サツマイモなど野菜の植え付けも地域の方々とともに、進めました。21年度 は、学校での活動が再び活発になることを願っています。

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2021年

6月

01日

パンデミックと「子供の森」計画 inバングラデシュ

衛生物資の配布と併せて、感染対策を呼びかける啓発資料を配布。正しい感染予防に対する理解の普及に努めた
衛生物資の配布と併せて、感染対策を呼びかける啓発資料を配布。正しい感染予防に対する理解の普及に努めた

地域に寄り添い、

今私たちにできる支援

 長年「子供の森」計画の事業を進める中で、これほど子どもたちと会えなかった年はありません。活動地まで行くこともほとんどできない中、20年度は関係者の協力を得ながら、情報を集め、今できる活動を考えるところから始めました。結果として、地域ニーズに基づき、衛生物資の配布を行いつつ、感染予防の啓発活動を展開。不安を抱えながら過ごす人々が、少しでも安心して暮らせるよう支援を行いました。また、地域を通じて一部の児童生徒を対象に、苗木や野菜の種苗を配り、少しでも環境に対する意識付けを継続できるよう、家庭での植栽も進めました。

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2021年

6月

01日

パンデミックと「子供の森」計画 in タイ

検温や手洗い、手指の消毒を推奨しながら、子どもたちが勉強に集中し、充実して学校生活が送れるよう、それぞれの学校が工夫を凝らして感染対策をしている。
検温や手洗い、手指の消毒を推奨しながら、子どもたちが勉強に集中し、充実して学校生活が送れるよう、それぞれの学校が工夫を凝らして感染対策をしている。

大きな混乱なく、事業を継続

タイでは、20年3月に、新型コロナのクラスターが発生し、急速に感染が拡大。全国で非常事態宣言が言い渡され 、6月まで厳しい制限の中で生活を強いられました。自由な外出ができなかった時期は、各校と電話などで連絡を取りつつ、活動地マップを作成するなど過去のデータの整理に努めました。同年7月には学校が再開されたこともあり、学校単位の活動も徐々に戻り、他国と比較しても、大きな混乱はなく、活動できています。 年末より感染が広がり、再度休校となりましたが、1度目ほどの混乱はありません。感染予防に努めつつ、事業を運営しています。

2020年

9月

07日

コロナ緊急支援募金の御礼(9月7日)

日頃より、オイスカの活動にご支援ご協力を頂き、誠にありがとうございます。

今回、525日から受付をしておりました、新型コロナウイルス対策緊急支援募金について、831日をもって募金の呼びかけを終了いたしました。今回、90名の方々から1,137,552円のご支援を頂きました。改めて、ご支援を頂いた皆様、本当にありがとうございました。

 

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2020年

8月

24日

支援者からのメッセージその2(8月24日時点)

新型コロナウイルス対策緊急支援募金も残り8日間となりました。日本国内ではコロナ禍が続き、併せて熱中症や豪雨災害からの復興も心配される中、受付開始以来、さまざまな方から募金をいただいております。今回は、以前ご紹介した内容に続き、これまで募金にご協力いただいた方々から頂戴したお言葉の一部を、活動地から届いた子どもたちの写真とともにご紹介します。

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2020年

8月

18日

モンゴルにおける新型コロナウイルスに対する取り組み(8月18日時点)

モンゴルでは、1月末から始まった政府による迅速な水際対策が成果を上げ、8月18日現在、新型コロナウィルスの感染者数は累計298名(死亡者数0名)となっていますが、感染者は外国からの帰国者で、市中感染は確認されていません。しかし、長期にわたる規制によって、経済的・精神的な疲弊が国全体に積算しています。そうした状況の中、オイスカでは既報の通り、コロナ緊急支援の一環として、食料の安定的な確保を目的とした家庭菜園支援活動を展開しています。今回は、その続報をお届けします。

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2020年

8月

07日

フィリピンにおける新型コロナウイルスに対する取り組み(8月7日時点)

フィリピンでは、都市部を中心に再度感染が広がっており(感染者数約11.9万人、死者数約2,150人 ※8月7日現在)、首都マニラ都市圏では、今月4日から再びロックダウンが導入されました。長期にわたる各種規制は、地方の経済へも深刻な打撃を与えており、学校も全国的に閉鎖された状態が続いています。こうした状況のなか、オイスカでは、植林地での植林・管理活動を少人数体制で継続しつつ、困窮する住民への食料支援など地域ニーズに即した支援活動や、感染拡大防止に向けた取り組みを進めています。 現地の活動の様子をスタッフからのメッセージと共にお伝えします。 

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2020年

7月

13日

メキシコにおける新型コロナウイルスに対する取り組み(7月13日時点)

現在、新型コロナウイルスの蔓延期を迎えているラテンアメリカ諸国。オイスカの活動地であるメキシコも感染が広がっている国の一つであり、これまで国内で30万人以上の感染者が確認されています(2020年7月13日時点)。外出自粛などの制限によって、不便な生活が長期に渡り続いており、失業者も増加している状況です。

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2020年

7月

10日

支援者からのメッセージ(7月10日時点)

新型コロナウイルス対策緊急支援募金の受付開始以来、様々な方々から募金を頂いています。日本国内でもコロナ禍が続き、併せて豪雨災害も心配される中ではありますが、連帯の気持ちで募金にご協力を頂いているのだと思います。今回は、これまで募金を頂いた方々から頂いたお言葉の一部をご紹介します。

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2020年

7月

06日

活動地からのメッセージ(7月6日時点)

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、5月25日からスタートした緊急募金ですが、現在個人・団体を合わせて約30件のご協力をいただいています。日本国内においても、感染者数が再び増加傾向にあり、不安定な状況が続く中、温かいご支援をお寄せいただき、誠にありがとうございます。 

 

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2020年

6月

22日

スリランカにおける新型コロナウイルスに対する取り組み(6月18日時点)

スリランカでは、国内における新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、3月13日より全ての教育機関を閉鎖。3月20日には全土で外出禁止令が発令され、厳しい移動制限措置によって、人々の生活は深刻な影響を受けました。移動制限は段階的に緩和されていますが、学校の閉鎖は6月19日時点でまだ継続されている状況です。

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2020年

6月

15日

モンゴルにおける新型コロナウイルスに対する取り組み(6月12日時点)

モンゴルでもコロナ感染拡大の影響を受け、2020年1月以降は厳しい移動制限処置が取られていましたが、国内の感染状況が少しずつ落ち着き、地方への移動が可能となった2020年4月下旬から、植林地などの視察・調整などを段階的に再開しています。

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2020年

6月

05日

ミャンマーにおける新型コロナウイルスに対する取り組み(6月5日時点)

ミャンマーにおける支援活動の進捗をご報告します。

マグウェ地域エサジョ郡のミャンマー農村開発研修センターでは、4月から継続して困窮する住民に対する食糧支援を実施。5月30日~6月5日にかけて、12村・910世帯の住民に対して、ジャガイモ、キャベツ、トマトなどの野菜や米を配布しました。なお、手作りのマスクの配布も継続して行い、感染予防を呼びかけました。

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2020年

5月

28日

新型コロナウイルスに対する取り組み(5月26日時点)

新型コロナウイルスの感染拡大が始まって以来、オイスカの活動国においても、感染拡大を防ぐための厳しい規制が取られてきました。感染者数の増加が落ち着いた国などにおいては、一部段階的に規制が緩和され始めていますが、ほとんどの国で学校は閉鎖されたままであり、移動にも制限がかかった状態が続いています。長期にわたる規制措置によって、オイスカの活動地においても生活が困窮する人々が後を絶ちません。オイスカでは現地スタッフらと連携し、困窮する人々の生活を支えるべく、緊急並びに復興支援を行っています。

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2020年

4月

23日

新型コロナウイルスに対する各地の取り組み

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