インドネシアから「子供の森」親善大使が来日しました!

11月20日~29日、インドネシアから「子供の森」計画(以下、CFP)に参加する子どもたちとスタッフの代表が来日し、福岡、佐賀、山梨、東京を訪問しました。一行は、海岸林の保全に取り組む学校を訪れ、互いに活動報告を行ったり、オイスカが企業や行政などと協働して取り組む森づくりの現場の視察や、その森で採取したハーブの蒸留体験などを通じて、日本の森の問題やその課題解決に向けた取り組みについて学びを深めました。

 子どもたちを引率したコーディネーターらにとっても多くの学びと気付きを得る機会となり、今後の活動に今回の学びが生かされ、CFPがさらに充実した活動となり広がっていくことが期待されます。

学校交流
学校交流
福岡県東峰村での植樹体験
福岡県東峰村での植樹体験
山梨県早川町での森林整備体験
山梨県早川町での森林整備体験
虹の松原での保全活動
虹の松原での保全活動
支援企業での活動報告
支援企業での活動報告
森の恵みを学ぶハーブの蒸留体験
森の恵みを学ぶハーブの蒸留体験

子どもたちの感想・インタビュー

ラカくん(12歳・ダスック第一中学校)
ラカくん(12歳・ダスック第一中学校)

・日本で学んだことはなんですか。

  森は災害を防いでくれるし、人形や食べ物などさまざまなものの材料をくれるので、人間にとってとても有益な存在だということが分かりました。日本の環境はとてもきれいで、人々も清潔さを保っていることを知りました。

 

・このプログラムで一番心にのこったことはなんですか。

・日本人の前で報告したり、ダンスを披露することができ、マドゥラ島スメネプの文化を紹介できたこと

・食べものや乗り物、お風呂などこれまで体験したことの無い経験がたくさんできたこと

・これから「子供の森」計画(CFP)の活動で何をやりたいですか。

学校では、友達や先生と一緒に環境ポスターを作ったりして、森の大切さについて伝えます。また、ソーシャルメディアでも環境メッセージのコンテンツを作っていきたいと思います。ペットボトルのリサイクル活動をします。ペットボトルのキャップでお土産を作ったり、鳥の形をしたおもちゃを作ったりします。 身近なものからハーブの製品を作ったり薬を作ったりします。

インタンさん(11歳・グパン第一小学校)
インタンさん(11歳・グパン第一小学校)

・日本で学んだことはなんですか。

  松原など、森の大切さについて学びました。松原は、強い風や砂などの自然災害から町を守ってくれる役割があります。松の木は養分が多すぎるとよくないため、(落ちた松葉をかき集めて清掃し)、きれいに保つ必要があります。  水は人々にとって非常に重要であることも学びました。水は山から川へと流れていきます。川から流れた水は人々の家に運ばれます。日本では水は透き通っていて、きれいで、直接蛇口から飲むことができます。

・このプログラムで一番心にのこったことはなんですか。

 すべての子どもたちが日本に行くチャンスがあるわけではない中で、このチャンスをもらえて本当にうれしく思います。活動にもスムーズに、うまく参加できてよかったです。日本の子どもたちからたくさんのことを学ぶことができました。 一緒に遊べたこともよかったです。 日本が、とても大好きです。

・これから「子供の森」計画(CFP)の活動で何をやりたいですか。

 日本で得ることができた知識を学校の友だちに教えます。環境を守ることや、ごみをポイ捨てしないことなどを、活動報告やSNSを通じて伝えていきたいです。

アルファくん(16歳・スカブミ市第一高校)
アルファくん(16歳・スカブミ市第一高校)

・日本で学んだことはなんですか。

 日本の文化そのものについて多くのことを学びました。日本人の規律正しさにはとても驚かされました。自然や環境については、1本の木が漢方薬や食品、飲料などさまざまなものに利用できるということを学びました。

 日本のきれいな環境を見て、ふるさとの環境をきれいに変えたいという思いが強くなりました。日本に来て、期待以上に多くのことを学ぶことができました。

・このプログラムで一番心にのこったことはなんですか。

 特に、僕たちがいろいろな場所でプレゼンテーションをするのに苦労したときには、たくさんの感動がありました。 多くの人たちに会いましたが、彼らは本当にフレンドリーでした。 彼らの優しさやフレンドリーな態度が心地よかったです。

・これから「子供の森」計画(CFP)の活動で何をやりたいですか。

 森とごみの管理、この2つのことに力を入れたいです。森については、(学校の森から)葉っぱを利用して色や香りを抽出したり、薬用植物をもっと育てたり、植物から工芸品や、食品、飲料などをつくってみたいです。ごみについては、インドネシアの廃棄物処理には、有機物、無機物、紙の3種類しかありません。 私の学校では、ガラス瓶、ペットボトル、缶、紙、生ゴミに分別します。