メットライフ生命のご支援により、2023年7月よりインドネシアの3地域で展開しているプロジェクト。今回は11月までの活動の進捗をご報告します。
スカブミ県チチェメト小学校
チチェメト小学校では、子どもたちと共に2023年7月に植林したシナモンの苗木の管理を続けると共に、雨期の始まった11月より本格的な植林活動を始めました。7月の植林後、2か月間ほとんど雨が降りませんでしたが、定期的なモニタリングとペットボトルを使った潅水システム(小さく空けた穴から、水が落ちていく仕組み。必要に応じて水の補給を実施)のおかげで、枯死した苗木も100本中3本に抑えることができました。
◆植林地の管理とモニタリング
◆植林活動
植林予定地の草刈りを行うと共に、数日かけて苗木を植えるための穴掘りや土づくりを行いまし た。 しっかりと準備を行った後、11月25日には、児童12名、教員1名、村人10名とともに植林活動を実施。シトラス・アムブリカルパ(インドネシア原産の柑橘)、ジェンコル(マメ科の常緑樹で栗のような実がなる)、ペタイ(マメ科の高木で強いにおいの豆がなる)、アボカドを植えました。
ジョグジャカルタ・スレマン県チャンクリンガン郡
◆植林活動
2023年10月7日、ウンブルハジョ小学校で、アラビカコーヒーの木250本の植林活動を行いました。子どもたち47名、先生13名、また地域の方など計250名が参加し、地域を巻き込んでの植林活動となりました。植林後も子どもたちや住民らが協力し合い、管理を続けています。
◆環境教育
環境保全とリサイクルの大切さについて子どもたちの理解を深めるため、講義を行った後、家から持参した古紙を使ってリサイクルペーパづくりを行いました。23名の子どもたちが参加し、古紙から新しい紙を作る過程を学びました。
マドゥラ島スメネプ県
◆マングローブ植林
2023年9月21日、マングローブ植林地でモニタリングと150本のマングローブの再植林を行いました。参加したのは、マレンガンダヤ第3小学校の児童と先生です。泥に足をとられながらも、子どもたちは協力しあいながら、植林活動を楽しんでいるようでした。
この場所には7月に500本のマングローブを植えており、前回植林した木々の長さの計測も合わせて行いました。子どもたちはマングローブが無事に生長している様子を見て、とても嬉しそうにしていました。