インド
北インド・ニューデリー周辺
主な支援学校
- ギャン デヴィ学校
- ジャグラン学校 など
2024年
7月
31日
水
2024.07 子どもからのメッセージ from インド
私は、ウッタルプラデシュ州メーラトにあるアディヤン学校の6年生です。私にとって、自然は神から与えられたかけがえのな い宝物です。たくさんのことを自然から学ぶことができます。例えば、樹木や植物たちは、無償の愛を教えてくれ、風や太陽は時間の概念を教えてくれます。小さな頃から自然が大好きだったので、家でも植物を育てていますが、そのお世話をしているときは満足感を得られます。「子供の森」計画の活動では、友だちと一緒に学校でさまざまな種類の木を植えることができました。以前よりもっと自然に親しむことができて楽しいです。私は、学校や地域で環境教育や環境意識を高めるための取り組みが続けられることを願っています。 一人ひとりが自分にも責任があることに気づき、行動していかないといけません。私も周りの人に呼びかけながら、自分でも行動していきたいです。
2024年
7月
31日
水
2024.07 学校レポート in インド
インド北部ハリヤナ州グルガオンにあるこの学校は、街の中心から離れた住宅街にあり、広い敷地を持っています。しかしその多くが、緑があまりなく乾いた荒野であったため、2006年から「子供の森」計画に参加し、植林を続けてきました。最近では、生徒自身が、低学年や地域住民に環境や植物の役割を伝える活動にも取り組んでいます。「緑の多いこの学校は周囲に比べて涼しく過ごしやすい、と生徒たちは、木々がもたらすよい恵みを身を持って感じている。活動をきっかけに、彼らの環境や社会課題に対する参加意識も変わってきた。とても感謝している」と校長先生は語ってくれました。今では「子供の森」計画のモデル校となり、他校からの見学も受け入れています。
2023年
9月
30日
土
2023.09 学校レポート1 in インド
植林により涼しい学校環境を
インド北部ハリヤナ州のグルガオンにあるギャン・デヴィ学校は、住宅街に位置しています。緑豊かなキャンパスでは、環境を守るためのルールとして、プラスチックは使用しないことになっています。教員や運営委員会がとても協力的で、「子供の森」計画の全ての活動に積極的に参加してくれています。2022年度には、学校の土壌に合った陰樹としてアショカ、ニーム、ピパル、またマンゴーなどの果樹も植えました。校長であるニーナ・ヤダウ先生は「2005年から定期的に行われている植林活動により、学校とその周辺は、周囲より涼しく、過ごしやすくなっています」と誇らしげに語ってくれました。今後は環境と生態系の保全に対する人々の意識をより一層高めることを目標に、さらに活動を強化していく予定です。
2023年
8月
01日
火
2023.08 子どもからのメッセージfrom インド
ナマステ(こんにちは)!
私はインド北部ウッタルプラデシュ州グレーターノイダに住む10年生のアヌです。私は自然から、人生について多くの学びを得ることができました。例えば木や植物は、見返りを求めない愛を教えてくれます。私の地域では、自然のあらゆる部分が神聖であり、有用な種だけでなく、時には危害を受ける危険があるような種(ヘビなど)も崇拝します。朝日を拝むだけでなく、夕日を拝むこともあります。私たちにとって、自然の一つひとつ植物もそのすべてが等しく重要だと思います。
千里の道も一歩からということわざの通りに、私は「子供の森」計画で学んだことを活かして、自分や家族の習慣に小さな変化を起こしました。プラスチック製の買い物袋を麻袋に替える、家の敷地内に小さな庭をつくる、ペットボトルを再利用するなどです。また、学校での植林活動や、環境をテーマにしたディベートや詩のコンテストにも積極的に参加しています。
2022年
7月
13日
水
2022.7 学校レポート2 in インド
北インドに位置するWHスミス記念学校は、環境保全活動に力を入れている将来性のある学校です。しかし、学校の敷地の大きさの関係で植林の場所が十分に確保できないため、地域を含めて植林活動を行っています。今年度はコロナ禍で子どもたちが学校に集まれないこともあり、雨水貯留や家での植林など少人数の活動を中心に行いました。7年生のエンジェルヴェルマさんは、「学校に行って友だちと会えるのを心待ちにしています。友だちと一緒に、木を植えたり、ネイチャーツアーに行ったり、絵画コンテストに挑戦したりするのも楽しみです。」と語ってくれました。
2022年
7月
13日
水
2022.7 子どもたちの学校生活2 in インド
ナマステ(こんにちは)!
僕の学校生活を紹介します。
僕はギャンデヴィ学校の5年生です。この学校は北インドのハリヤナ州にあります。コロナの影響で学校は全てオンラインになったので家で勉強をしています。コロナに罹らないために、家にいることが多いです。
僕は自然や緑の環境が好きです。CFPの活動でお気に入りなのは、実際に植林活動を行ったり、木や森について勉強したり、ネイチャーツアーに行ったりすることです。CFPの活動で学んだことを踏まえて、家で苗木をポットに植えたり、屋内での植樹について勉強したりしました。コロナが収まったら、ネイチャーツアーに行って友だちと楽しみたいです。
2017年
5月
10日
水
2017.5 India 3
ナマステ!(こんにちは) ぼくの一日を紹介します。
ぼくは、マハリシ・ビドゥヤ・マンダール学校に通う、ドゥルブです。学校には、毎日自転車で30分かけて通っています。家には、おじいちゃんの畑があるので、時々ぼくも手伝っています。学校でも、「子供の森」計画の活動の中で、友だちと一緒にトマトやキャベツを育てています。これからも自然に感謝する気持ちを忘れずに、自分のふるさとを守るため、楽しく活動を続けていくことができたらいいなあと思っています。将来は、農業に関する研究者になりたいです。
2017年
5月
10日
水
2017.5 India 1
地域を牽引する取り組みに
S.D.学校は、北インド・ウッタルプラデーシュ州にある生徒数1700人の学校です。この学校では、実にさまざまな「子供の森」計画の活動を行っています。植林活動では、学校の中だけではなく、周辺地域にもベンガルボダイジュ、ニーム、ムラサキフトモモ等の苗木を植えました。肥料も自分たちで手づくりし、苗床を設置して苗木づくりにも取り組んでいます。また、環境についてのポスターコンクールやディベートを行ったり、町の中を「ふるさとの自然を守りましょう」と訴えながら行進するなど、地域の人々に環境保全の大切さを伝える活動にも力を入れています。子どもたち自身が訴えかけることで、地域にも大きなインパクトを与えています。
2016年
8月
04日
木
2016.8 India-1
子どもたちの積極的な姿に感動!
サビトリ・バイ・ピューレ・バリカ・インターカレッジは農村地帯にあり、敷地内には広大な農地があります。生徒数は1500名で、学校全体の生徒と先生が参加し自主的に毎年植樹祭を行っています。こうした自主的な動きに加え、更に環境意識を高めるために2011年から「子供の森」計画の活動がスタートしました。
2015年
5月
07日
木
2015.5 India-2
広めよう!地球を守る活動を!
ジャグラン学校は、経済的に苦しい立場にある家庭の子どもたちに質の良い教育を受ける機会をつくろうと2006年に設立され、遠方の村から通学する子どもたちのための宿泊施設もあります。子どもたちの多くは近くの村から通っていますが、その両親のほとんどが読み書きができず、また環境に対しての意識もありませんでした。子どもたちが環境について学ぶ機会となるよう、また地域全体の意識を変えるきっかけとするため校長先生の提案によって2010年に「子供の森」計画の仲間入りをしました。
2014年
4月
17日
木
2014.4 India-1
『子どもたちから地域に広がる「子供の森」計画!』
2007年から継続して活動を続けるこの学校では、先生や子どもたちが熱心に活動に参加し、地域の人たちを巻き込んだ取り組みに展開できており、他の学校にとってモデルのような存在になっています。2013年度は、植林に加えてリサイクルグッズ作りやプラスチック削減に向けたキャンペーンを行いました。また子どもたちは、環境を守り、地球温暖化を防ぐためにどうすればよいのかみんなで話し合い、学校や家で守るルールをつくりました。
2013年
4月
12日
金
2013.3 India-3
『国連持続可能な開発会議(リオ+20)でインドの子ども代表が発表』
インド
2012年6月に開催された同会議にオイスカも参画し、サイドイベント等において、自然風土さらには地球全体と生計活動などの人間の営みとの共生を実現する場として「ふるさと」を掲げ、持続可能な開発の理想的なモデル「ふるさとづくり」を提唱しました。そして、その重要な役割を担うのが子どもであり、「子供の森」計画はその手法として非常に有効であることを発表しました。
2012年
4月
11日
水
2012.2 India-2
『スルビーさん』
インド・北インド
スルビーさんは家族の中で初めて学校に通った女の子です。彼女の両親は文字が読めません。学校の創立者であるシン先生は彼女の両親に子どもを学校へ通わせることを強く勧め、学校も奨学金を出し彼女の就学の支援をしました。
スルビーさんの家は4頭の牛を飼い、その牛乳を売って生活をしており、彼女はよく家事や牛の世話を手伝っています。何事にも一生懸命取り組む彼女は、学校でも非常に真面目に勉学に励み、また「子供の森」計画の活動にも積極的に参加しています。
そんな彼女はこの学校での「子供の森」計画の中心人物。常にコーディネーターを手伝い、また周りの子どもたちへも積極的に参加するよう呼びかけています。2011年は100本の苗木を植えて力を合わせて育てています。
彼女はこの活動を通じて、前までは気がつかなかった、木々や森の役割や、ゴミの分別・リサイクルの必要性などを学び、彼女自体の生活にも役立てているそうです。
『スルビーさん』
2011年
7月
02日
土
厳しい条件下での挑戦
インド:北インド
約5,000人の人が暮らすナングリ村は、約6割の人が農業に従事し、残りの人は近くの都市へ働きに出ている貧しい村です。大半の人が義務教育を終了しておらず、特に女性はその傾向が顕著です。そんな村の様子を見て、「この村に教育を」とハビンダ・シン氏が2005年に5人の子どもを集め、始めたのがこの学校でした。このような村で「子供の森」計画を実施することは、オイスカのスタッフにとっても大きな挑戦でした。
2011年
7月
02日
土
NO ポリエチレン!
インド:北インド
ロータス・シャンガー学校は1997年に「貧しい労働者層の子どもたちに教育を提供しよう」という政策のもと建てられた学校です。インドの首都デリーの町外れにあり、子どもたちの親の中には文字の読めない人や日雇い労働者も多くいる貧困地域です。このような地域で「子供の森」計画を実施するのにはたくさんの困難がありましたが、先生たちから協力を引き出しながら活動を進めています。
Topics
2011年
7月
02日
土
アースデー
4月22日は地球環境を考える日、アースデーとして世界中でイベントが開催されています。北インドの「子供の森」計画参加校でも、この日に学校中で地球環境のことを考えようとイベントが計画され、41の学校から合計で120の子どもたちがシャルラ・チョプラ学校に集合し、絵画コンテストやスピーチコンテストが行われました。テーマは「母なる地球を救おう」でした。
子どもたちは他の学校に負けまいとおおいに張り切り、すばらしい作品が提出され、審査員たちもその出来栄えに驚くほどでした。
インドは世界で5番目に二酸化炭素排出量が多い国として、環境に対する活動が急務とされています。首都デリーは世界に先駆けてレジ袋が禁止になっています。国や地方自治体単位でも様々な取り組みがなされています。こうした状態の中で子どもたちへの教育活動が重要であることは間違いありません。この活動のますますの発展が期待されます。