タイ
ランプーン、ランパーン、チェンライ、チェンマイ
主な支援学校
- バーンパーボングタオゲンチャン学校
- バーンメーパックレ学校
- バーンメーメイ学校
- バーンポーングルー学校 など
2023年
7月
31日
月
2023.07 子どもたちからのメッセージ3 from タイ
サワディカー(こんにちは)!
私はチェンライ県にあるバーンパーンオイ学校3 年生のトリーティタヤーです。「子供の森」計画に参加していちばん楽しかったことは、木を植えたことです。オイスカのスタッフに教えてもらいながら、友だちと一緒に100本の苗木を植えました。準備やお世話が大変なこともありますが、「自分の木」ができて誇りに思いますし、新しいことが勉強できたこともうれしかったです。
私たちの村の近くでは、森が伐採されて畑になったり、はげ山になっているところが多くあります。活動の中では、山火事や煙の問題についても教えてもらい、山火事を防ぐための方法を勉強することもできました。これから、もっと学校や地域が木でいっぱいになってほしいです。きれいな花が咲いて、動物たちがすめるような豊かな森ができるように、みんなと一緒にたくさんの木を植えて、化学肥料や農薬を使わずに植物を育てて環境を守っていきたいです。
2023年
7月
31日
月
2023.07 学校レポート3 in タイ
森づくりの最初の一歩
タイ北部チェンライ県にあるバーンターメーウ学校は人里離れた場所にある学校で、道が悪く電気もまだ通っていません。ラーフーという山岳民族が住んでおり、農業で生計を立てていますが、生活に窮する家庭が多くあります。村の水源林や学校の近くにある森が伐採され農地にされたり、はげ山になったりしているところが多いため、「子供の森」計画の活動を通して、子どもたちに木の大切さや森林保全の必要性を伝えることを目指しています。
2022年度には、学校で食べられる果物が実るように、マレーアップル、ランブータン、アボカド、ブルーベリーなどの果樹を中心に100本の苗木を植えました。次の目標は、植林活動のほか環境保全の一環として有機農業、堆肥づくり、ゴミの処理やリサイクル、堰の設置(水の流れを管理するため)などを実施することです。
2021年
6月
03日
木
2021.6 Thailand
学校で木を植えて、心も体も健やかに
この学校は、タイ北部チェンライ県にある山岳地域の子どもたちが多く通う学校で、保育園から小学6年生までの生徒が在籍しています。周囲は山に囲まれていますが、人口増加や農地拡大のため、はげ山化が進行し、課題となっています。コロナ禍での活動となった2020年は、感染を防ぐため、手洗いの徹底やソーシャルディスタンスの確保など、できる限りの対策をしながら植林を実施。成長が早く、大きな日影になっ たり、実が甘く、ジュースをつくることができるワーの木など郷土樹種200本を植えました。環境教育についても、状況に合わせ、学校側と内容や予定を調整しながら継続しています。このような時だからこそ、外での課外活動は、子どもたちの心身の成長の支えとなります。子どもと苗木それぞれの健やかな成長を、今後も見守り、育んでいきたいと思います。
2020年
6月
05日
金
2020.6 Thailand-8
バーンメーパッククレ学校
この学校の生徒全員が山岳民族の村から来ていて、通うには遠いため寮で生活しています。生徒たちの両親は農業を行うため、木を切って焼き畑を行っています。以前は肥沃な森がありましたが、人口や耕作地の拡大により、森林が減っているため、水不足が起きています。これらの環境問題の解決のため、生徒たちに森の大切さを理解し、大事に思ってもらえるように活動が始まりました。
2020年
6月
04日
木
2020.6 Thailand-7
バーンポーングナムローン学校
この学校に通う生徒の家庭の多くは山岳民族の貧しい家庭で、農業を生業として収入を得ています。昔は学校のまわりには豊かな森がありましたが、人口の増加や農地・住宅の拡大のため、森が破壊され、多くの水源林が失われつつあるため、水不足が生じており、活動に参加しました。
2015年
5月
07日
木
2015.5 Thailand-2
豊かな緑を取り戻そう
この学校は町から離れた山間部にあり、幼稚園から小学6年生までの子どもたちが学んでいます。ほとんどの子どもたちが山岳民族であるラフー族の村から来ており、子どもたちの両親は農業を行うため、木を切って焼き畑を行っています。以前は学校の周りに豊かな森がありましたが、農地の拡大で森林が減ってきたために、乾季の水不足や雨季の土砂崩れなどの問題が起きるようになってしまいました。この学校は、「子供の森」計画には1996年から参加し、その後自主的な活動に切り替わっていましたが、将来このような環境問題が深刻になることを考えて、早急に植林活動を行い森を育て守っていくために、「子供の森」計画に再び参加することを決めました。
2014年
4月
16日
水
2014.4 Thailand-1
『継続は力なり!』
バーンパーボングタオゲンチャン学校は山間部の平地に位置し、児童のほとんどは山岳民族の子どもたちで、両親のもとを離れて寮生活を送っています。寮生活ということもあり、子どもたちの放課後の活動が非常に盛んで、数々の賞を受賞しています。この学校が「子供の森」計画に参加したきっかけは、学校に木がなく殺風景で、子どもたちが外で遊んだり休んだりする場所がなかったからです。活動が始まってから、子どもたちは積極的に植林に取り組み、また植えた木をしっかりと管理しています。今では木々は大きく成長して小さな森になり、子どもたちが野外活動で休める木陰を作るほどになりました。大きく育った木々を見て子どもたちはその成果を誇りに思っています。
2013年
5月
16日
木
2013.3 Thailand-8
『植林活動、堆肥作り活動』
タイ・チェンライ
バーンパーボングタオゲンチャン学校では山岳民族と平地の村からの子どもたちが一緒に学んでいます。平地の村の子どもは毎日、家から学校に通っていますが、山岳民族の子どもたちは村が遠いため、学校の寮に寝泊りしながら通っています。
そのためバーンパーボングタオゲンチャン学校での活動は、寮の生徒たちが余暇を有効に使い、学校の環境をきれいに整備できるように、植林活動以外の環境保全活動も取り組んでいます。学校には木が多く、落ち葉がたくさんあります。放っておけばそのままゴミになるため、落ち葉を集めて子供たちに堆肥の作り方を教えています。
2013年
5月
15日
水
2013.3 Thailand-7
『おいしい給食で元気に活動しています!』
タイ・チェンライ
バーンメーパックレ学校には幼稚園から中学校までが設置されており、ラーフー族の子どもたちが多く通っています。学校の敷地内には使われていない場所が多いため、空いている場所を植林地、野菜やバナナの畑、鶏や豚などの家畜飼育場として使用し、子どもたちが交代でそれぞれの世話を担当しています。学校の給食では、子どもたちが収穫した野菜、バナナ、鶏の卵が使われています。
2013年
5月
09日
木
2013.3 Thailand-6
『日本から友達がやってきた!』
タイ・ランプーン県
「子供の森」計画に参加している学校では、日本人の受け入れなども時々行われます。この学校では、バンコクに生活する日本の子どもたちが大勢訪れました。日本の子どもたちのグループ(SAWAN)がオイスカのランプーンセンターで行う環境キャンプに参加し、キャンプ活動の一環として、現地のバーンメーメイ学校でタイの子どもたちと一緒に植林活動に参加しました。タイの子どもたちは、普段は会うこともない外国人の子どもたちとの交流を通じて、「環境」は自分たちのふるさとのためのものでもあり、地球全体のためのものでもあるということを実感しました。
2013年
4月
17日
水
2013.3 Thailand-4
『森を作って、森を育てる』
タイ
バーンポーングルー学校は4.14 ha.の敷地面積を持ち、そこに校舎、サッカー場、池、農場や森があります。昔、オイスカが学校の先生や生徒たちと一緒に植えた木々は学校がしっかりと管理を行っているため、植えた木が大きな木となり、立派な森となっています。この活動を通じて、教師や生徒の活動への関心も高まり、この学校の先生からただ地域に適する樹種を植えるだけでなく、薬や食材としても使える樹種を植えたいという声があがりました。そのため今年植えた木は薬になったり、甘い実がなったりする樹種が植えられました。
2013年
4月
10日
水
2013.3 Thailand-1
『ふるさとに水を取り戻したい、山岳民族の学校で森作り』
タイ・チェンライ県
バーンノーングパム学校では、アカ族やラフ族などの山岳民族の子どもたちが通うタイ北部にある学校です。この地域は昔から貧しい家庭が多く、畑を作るために山を切り拓き、畑の土が劣化すると放置することがくり返されてきました。その結果1990年代になると、山に木がなくなり川の水は枯れ、村では水不足に直面、貧困が加速してしまいました。そのため、オイスカは1996年から同校で「子供の森」計画を始め、毎年植林活動を進めてきました。
2012年
4月
19日
木
2012.2 Thailand-8
『安心で美味しい野菜作り』
タイ・チェンライ
バーンパーボンタオゲンチャン学校では山岳民族の子供たちをはじめ、様々な民族の子どもたちが一緒に勉強しています。この学校では、主に有機農業と、植林活動やゴミリサイクル活動に重点をおいて活動しています。
特に、有機農業活動では、グループに分かれて有機のたい肥作りや野菜作りの活動を行っています。農業を学ぶことができる上、土や川、空気など環境にやさしい有機農業を学ぶことで環境のことを一緒に学んでいます。大半の山岳民族の子どもたちは家に帰らず学校の寮に住んでいるため、収穫された野菜は子どもたちの寮で提供されています。安心して食べられる上に、自分たちで作った野菜の味は格別です!
2012年
4月
18日
水
2012.2 Thailand-7
『ハーブ作り』
タイ・チェンライ県
バー ンノーンパム学校は山の上にあり、子どもたちの家族は山の木を伐採して果物、米、トウモロコシを作っていました。そこで、学校が「子供の森」計画の活動を開始。環境教育や植林、木の手入れなど様々な活動に参加した村人や子どもたちは木の大切さを理解するようになり、伐採が少なくなってきました。
今年からは、新たにハーブ作りを始めました。子どもたちはハーブの種類、効能や植え方などを図書室で調べたり、先生や両親から聞いたりしながら、ハーブの栽 培活動を開始。植えたハーブの種類はほとんどは薬や食べ物になるハーブです。収穫したハーブで料理を作るだけでなく薬も作っています。例えば、レモングラ スから虫除け薬を、コブミカンからは皿洗い用の洗剤を、アンシャンの花からシャンプーをと、子どもたちが作ったハーブは様々な場面で大活躍しています。
2012年
4月
12日
木
2012.2 Thailand-3
『学校からタイの農地を有機の畑に!!』
タイ ランプーン県
この学校では学校の敷地内に畑を作り、子ども達に環境に負荷の少ない農業のやり方を指導しています。指導にあたっているのは日本で1年研修を受けたスタッフで、日本で学んだ農業の技術を子ども達に一生懸命教えています。
しかし、農業の技術を教えるだけでは意味がありません。子ども達になぜ環境に負荷をかけてはいけないのか、環境に負荷をかけ続けるとどういった事が起こるのか、という事を教える事が一番大切です。そこで、農業の技術だけでなく環境教育も同時に行い、今年はトウモロコシをみんなで植えました。タイは農業国でありますが、まだまだ化学肥料や農薬を頼った農業が主流です。
子ども達の家の家業もほとんどが農家であり、そんな子ども達が家に帰って両親に言います。「学校のトウモロコシは化学肥料も、農薬も使ってないんだよ!でもこんなに甘くておいしいんだ!」この子ども達が大人になって自分の畑をもった時、きっとタイの農地は地球に優しい形に変わっている。私達はそれを願って活動を続けています。
2012年
2月
29日
水
2012.2 Thailand-2
『自分たちの手で苗木から』
タイ・ランプーン県
この学校は、田舎の山の中にある小さな中学校で、担当コーディネーターの母校でもあります。雨季の6月に、子どもたちと一緒に苗木作りが行われました。今までは、支援金などで苗木を買って植林をしていましたが、子どもたちが自分たちで苗木を作り、その苗木で森ができれば一番いいと考えました。苗木の種類は、学校の森で子どもたちが果物を食べられるように果樹を、大きな実がつくジャックフルーツと、タイで多く見られるマンゴーにしました。稲刈りや農作業に慣れている子どもたちも、苗木作りは初めてで、スタッフの説明に真剣に耳を傾けていました。学校で作っている腐葉土をまぜて苗木用の土を作り、ジャックフルーツとマンゴーあわせて250個の苗木を作りました。北部タイでは、いまだに山を農地として切り開いているところもあり、はげ山が多く見られます。どの学校でも自分たちで苗木を作って植林できるようになれば、ますます森が広がり、はげ山は少しずつ減っていくでしょう。
2011年
7月
03日
日
先輩から後輩へ、伝えられる森がある。引き継がれる心がある
タイ:ランプーン、ランパーン、チェンライ、チェンマイ
北部タイ、チェンライ県では元々チークの森がたくさんありましたが、木材としての価値が高いことや、山岳部にあり焼畑などが盛んであったこと、農地として開拓されていったことなどが原因して、それらの森は禿山になってしまいました。オイスカではこうした現状の自然を回復させようとと、ラオスとの国境沿いにチークの森を再生しようと地元の学校と植林活動を進めています。
2011年
7月
03日
日
100年後の世界を変える!
タイ:ランプーン、ランパーン、チェンライ、チェンマイ
この学校では週1回のペースで1年間、4年生を対象に環境教育を実施し、学校や地域の環境保全に取り組むリーダーを育てるプログラムをスタートしました。
最初の導入では、さまざまな形の環境破壊の情況が映し出された映像を見ました。環境破壊の現実を知った子どもたちは驚いて信じられないといった様子。視聴後「このままいったら100年後の地球はどうなるか」というテーマで絵を描きました。
Topics
2011年
7月
03日
日
安全で新鮮な卵をタイにも
タイ北部における「子供の森」計画の中心となっている「オイスカ・ランプ—ン農林業研修センター」では、オイスカ四国研修センターのOBであるエークが、日本で学んだ養鶏を実践しています。ゲージ飼いではなく、平飼いという自然に近い飼育方法にこだわり、ストレスを溜めることなくのびのびと育てたニワトリの卵を毎朝新鮮な状態で採集します。
日本であれば買い手を見つけることは容易いかもしれませんが、タイではそう簡単にはいきません。田舎の方ではまだまだ食へのこだわりや安全性への関心が低いのです。エークは「タイの市場の卵は、日本と違い日付が記載されておらず、古い卵も混ざっていて、生で食べることができない。だから私は日付をちゃんと付けて、新鮮で、安全な卵をタイの人にも食べてもらいたい」と考えています。
日本で3年にわたる研修を受けたエークは、その成果をしっかり自分の母国で発揮しています。「もうけ重視ではなく、子どもたちには安全な食を」という気持ちは、日本で学んだオイスカスピリッツから来ています。
自然への感謝、思いやり、忍耐、継続、信頼。日本で学んだのは決して農業技術だけではありません。